単独行の山歩き(yamakuma)

「一人は危険」と言われながら、一緒に行ってくれる人がなくいつのまにか単独行が身についてしまいました。

富士山~吉田口

2016-07-07 | 山歩き

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・2016. 6.26~27
・天気 晴れ
・単独行
・吉田口登山道
・歩数計:6/26  14,000歩≒10km 6/27  30,000歩≒21km 合計31km

3回目の富士山。
1973年8月は自転車を担いで、2001年5月はスキーを担いで登りました。
1回目はまだ若く、5合目まで自身の足でペダルをこいで登り、
そこから上は担いで登りました。
2回目は車で5合目まで上がり、車中泊してから登りましたが、
高山病で頂上に上がってすぐスキーで下山。

今回は高山病を考慮し、5合目小屋で1泊してから登りましたが、
ひどい高山病に遭いました。
原因不明ですが、加齢による体力低下か体調不良か、
いずれにしても3000mを超す山はもう凝りました。

6月26日
5合目までは富士急行 富士山駅(昔は富士吉田と言っていたような気がします)から
バスがあります。最初は駅から歩こうかと思いましたが、
アスファルトの車道歩きですので、バスが正解でした。

13:15  5合目 馬返し        
上の写真、バス停の右の箱が入山届を入れる箱。





下の写真のところで右に振り向くと上の写真の景色が見える。


小屋の左手に、下の「御座石」があります。


御座石


一旦、車道に出ます。



再び登山道に入ってしばらく行くと

16:17 5合目佐藤小屋に着きます。
          ここで1泊します。山開き前で私を含めて4人しかお客さんはいま
          せんでした。
          ベッドは広々割り当ててくれました。感謝。
          テント泊の外人女性が一人いました。テンバは小屋の下にありま
          す。水は天水です。

          夜、頭痛はありましたが食欲はあり、吐き気はなく大丈夫でし
          た。

 

6月27日

他のお客さんが3:30に起きられましたので、目が覚めました。
予約の時は朝食無しと言われていたのですが、他のお客さんが
入られたからでしょうか、いなり弁当はできると行ってくださいましたが、
コンビニでおにぎりを買ってきました。味噌汁をサービスで出してくださいました。


4:28 小屋からの日の出。
頭痛は変わらず。


5: 5


6:24 


6:30


下腹が痛く、2回目のトイレ。(チップ制200円)


トレランと外人の方が多い。
日本語を全くしゃべれないのに、何語かの言葉でfoo,uoo,auu 何を
言っているのかわかりませんが、息を切らしながら、あるいは涼し気に
登って行かれます。
しかし、身振り手振りでもなんとなくもコミュニケーションは取れます。

7: 9


8:34


8:50
この間の登山道にテントが張られていました。当然、禁止だと思います。
山開き前だからできることだとは思いますが・・・。


9:27


小屋明けの為に「クローラ」と言われるキャタピラの着いた車両で
人・荷物を運んできました。


9:50 下腹が催してきましたが、小屋の準備中でトイレはない。


10: 7 もう、頂上が見えてきましたが、ここからがしんどい。
トレランの方が多数いらっしゃいました。
7月22日に大会があるそうで、そのトレーニングで多いのだそうです。
めまいがし、少しふらつく。


10:23


11: 5 鳥居が頂上


11:9 富士山頂上浅間大社奥宮
        証拠写真を撮って、下山。
        最初は、頂上一周する計画だったのですが、高山病に加え
        手が冷たく真っ白になり、全く感覚がなくなりました。
        写真を撮ろうにもシャッターどころか、
        ポケットからカメラを出すのがやっとでした。
        長居をしているとおかしくなりそうで証拠写真を撮って下山。
   お腹も限界が近づきつあります。


しかし、この写真を見ていると、たまらない魅力を感じてしまいます。
へたくそな写真ですが、青空に白いもくもくとした雲だけでもたまらないのに、
雲を下に見るのは最高です。

頂上からの眺め(YouTube)
https://youtu.be/Zh55XQXsehg

下り、8合目あたりの小屋でトイレに駆け込みました。
これで完全に力が抜けました。
後はふらふらしながら歩いていました。

16:00 スバルライン 5合目着
無事下山。

 

【高山病について】2021. 8.31 追記
初めて富士山に登った時(自転車)は高山病はなく、
また、初めて高山病を経験したのは西穂高~槍ヶ岳縦走で
西穂ロープウェイで登った時でした。
下から自分の足で登れば高度順化できるので
高山病にならないのではないか、と思います。
そう思って、吉田口から歩いたのですが、よく考えると
吉田口でも標高数百mあるので、このときも高山病になりました。
ここで宿泊して高度順化すれば高山病も防げるのではないか、
と思い今度富士山に登る機会があれば試してみようと思います。
しかし、弾丸登山と比べるとなんと効率の悪いことでしょう。

【トレーニングについて】2021. 8.31 追記
いつのころからかトレーニングをしなくなりました。
つらいことからは逃げるのは本能かもしれませんが、私の言い訳は
高山病になると、トレーニングしても効果ありません。
下痢と嘔吐で体力は破壊され、歩くのが精いっぱいになります。

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