▲「日本列島横断分水嶺プロジェクト概念図-3」.pdf
<親不知から御前崎プロジェクト>とでも名付けようかな?日本海の親不知から太平洋 の御前崎までを分水嶺を歩いて繋げようと云うプランもいよいよ野麦峠から中央アルプスの北側をかすって塩尻峠へ向うある意味分けの分からないルートに突入です。昨年の9月には、塩尻峠から蓼科山登山口の女神茶屋まで2泊3日で歩いたり、12月には日帰で舟山十字路から富士見パノラマスキー場まで歩いたりと、道のあるルートを繋げてきた。残るは藪山ルートです。という事で、この真夏に藪山ルートとなった訳です。
7/14 当初は、坊主岳から権兵衛峠を1泊2泊でやろうという計画です。前日、伊那イ ンター付近のコンビに集合後、権兵衛峠へ移動しテント泊。朝、車を1台置いて坊主岳の登山口のイイノコ橋へ向う。藪漕ぎを覚悟していたが、シッカリした道が付いている。登山口出発は8時を回っている。1429.0mの三角点には9時半、坊主岳には11時半頃。この時間では、明日中に権兵衛峠まで抜けるのは厳しい。唐沢下降点の標識までは薮もなく順調で、こ
の時点で12:45。ここからが、全く踏跡もなく激しい藪漕ぎとなる。頭も没する密笹薮が続く。笹は細い篠笹だが、細かく枝分かれしていてそれが絡み合って体に絡み付いて来る。なんとか2184m標高点峰(仏谷)までと思ったが、時間切れで標高約2000m付近の藪の中にテントを張る。それはそれで薮のクッションが効いてフワフワと快適かも。
7/15 初日は2184m峰までも届かず、今日中に権兵衛峠に辿り着くのは無理となっ た。出発時間も遅かったし、何よりも強烈な薮で、それを突破するパワーも足りない。仕方ないのである。と云う事で、経ヶ岳から下山する事に変更である。と云っても藪漕ぎが軽くなっている訳ではない。朝から急登の密薮の中でモガク事になる。もがいて、2184m峰に辿り着く。と、きれいに切り開きが出来ている。立派な山頂標識まである。どうやらこの山頂標識を上げるために下から道の刈り払いが行なわれたみたい。
しかし、僕らの目指す経ヶ岳方向は見事な薮である。 意を決して薮に突入。それでも時々薮の薄いところが出てきてホットする。経ヶ岳の登りに入ると所々赤布が見られるようになり踏跡も出てきて、こうなると天国のようだ。だんだん薮も下草もなくなって来るとポッカリ経ヶ岳の山頂に出た。後は、登山道を下るだけ。道があるという事はなんて幸せ!ピンクのササユリの花を愛でながら余韻を味わいながらの下山でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます