冬の京都・非公開文化財特別公開（１） 2015.01/22~23

<仁和寺五重塔／仁和寺御殿北庭より＞

　やってきました、冬の京都ー非公開文化財特別公開がお目当てです。大文字山は雨で止めにして、世界遺産巡りに徹しました。宿泊は仁和寺の宿坊「御室会館」です。
　初日、京都ー大阪間の線路近くの火災の影響で１時間近くのロス、どうなるかと思ったがこの程度の遅れで済んでヤレヤレです。まずは、京都駅の中の「京都総合観光案内所（京なび）」でガイドブックやスタンプラリーのパンフレットを手に入れて作戦会議です。
　まずは、京都駅に近い東寺の国宝の五重塔からです。現存する木造の塔としては日本一の高さを誇る。本当に大きい。３７０年前に建てられたものだ。巨大な心柱を中心に阿弥陀如来など四方に如来像が安置されている。上層の階にも登ってみたいが、もちろん登れません！
　次は東福寺の塔頭（たっちゅう）に１つ勝林寺 です。東福寺は、禅寺です。「日本最古にして最大の伽藍』と称されている臨済宗の大寺院です。その勝林寺の本尊の毘沙門天立像が特別公開です。等身大に近い大きさで、中々の迫力である。あの上杉謙信は、自ら毘沙門天の生まれ変わりと名乗っていたそうですが、いわゆる軍の神です。東福寺はもう１つ、竜吟庵。鎌倉時代の東福寺の住職の住居跡だそうです。日本最古の禅宗方丈建築で、書院造と寝殿造の２つの様式で建てられた興味深い建物でした。その後妙顕寺を見たところで、初日は時間切れ。 近くの本法寺は明日のお楽しみと歩いていると、何やら趣のある門構えの御屋敷が！　よく見ると「千利休居士遺蹟　不審庵」と刻まれた石柱があります。調べてみると千利休の庵の跡で、表千家家元です。その隣には「千宗旦居士遺蹟　今日庵」と刻まれた石柱のあるこちらは裏千家家元です。近くにはもう１つの千家、武者小路千家家元の御屋敷もあり、家元通りと呼ばれているそうな！

　　　　　　　　　　　　　　　　
＜千利休居士遺蹟　不審庵＞ 　　　　　　　　　＜千宗旦居士遺蹟　今日庵＞