「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫) 文庫 – 2015/6/26
押川 剛 (著)
5つ星のうち 4.2
59件のカスタマーレビュー
最近は、amazonでみて購入をしているけど
これは考えさせられる本だった
引きこもりが増えたのは、
社会的なもので、いい学校行っていい会社はいってっていう流れの中で
それについていけなくなっての子供なりの反応、
ただ、親が子供のSOSよりも、世間体、
勝手な期待/向き合うことからの逃げ(臭いものには蓋)
により、悪化
そしてたいてい資産家か、稼ぎの良い家庭で
こどもにお金を与え放置(もしくはカードで借金も)
子どもが30超えるくらいで、自身の老いもあり
お金の消費の多さと暴君ぶりに
やっと外部へのSOSを出す。
とくに父親がそれなりの社会的地位にあると、
家庭内での子供へのプレッシャーは強いようで、
でも父親はノータッチ。
自分への暴力がひどくなってはじめて動き出すが、
それでも専門業者に丸投げ、
できるだけお金をかけず、ささっと直してくれ的にいうらしく
筆者があとがきで
親は、自身の態度が子供をこうしたのかもしれないという自覚をもって
主体性をもって愛情をもって
みたいなことを書いてたのが印象的。
もちろん、精神疾患の人も含まれ、
親だけではなく、社会との連携も必要な模様、
そんな中、精神科病院がMAX3か月の入院しかさせないことへの疑問など
社会の仕組みへの言及も。
自分が親として、
子どもが幼いころから暴力的だと悩ましい
すべてが親のせいだとつらい
でも、読んでいる限り、親が向き合わないから、、
という感じもする。
親になるのも、
大変だなあと思う
追記:
レベルが違うかもだけど、
いまは「元気でいい子」ってプレッシャーがある気がする
ドラゴンボールみたいにいい子でない自分、
のびたみたいに優しくない自分、
ルフィみたいに前向きでない自分
あられちゃんみたいに強くもないし
コナンみたいに頭もよくないし、素敵で一心に思ってくれる相方もいない
なんだか責められているように感じるのは
じょうねん