🗺四国観光の第一人者である山根基之が日本一詳しく四国の魅力を配信するブログ
📘イントロ
温泉ソムリエである山根基之が地元四国の魅力を、現地を訪れ、最新のトレンドを踏まえ、ユーザーにお得な条件をお届けします。
♨️山根基之の四国88ヶ制覇
●目次
十一番札所 藤井寺
十二番札所 焼山寺
十三番札所 大日寺
十四番札所 常楽寺◀︎今回特集
十五番札所 国分寺
十六番札所 観音寺
十七番札所 井戸寺
十八番札所 恩山寺
十九番札所 立江寺
二十番札所 鶴林寺
二十一番札所 太龍寺
二十二番札所 平等寺
二十三番札所 薬王寺
🎈山根基之が四国のお遍路を深掘り解説
十四番札所 常楽寺
四国霊場のなかで唯一、弥勒菩薩を本尊としている。弥勒菩薩は56億7千万年の後まで、衆生の救済を考え続けて出現するといわれる未来仏である。とくに京都・広隆寺の国宝で、片膝を立てて頬を右手でささえ考える半跏思惟の弥勒像は、そのやさしいお顔の表情が美しく、お大師さまとともに光明を授けてくれるような仏といえよう。縁起では、弘法大師が42歳の厄年のころ、この地で真言の秘法を修行していたときに、多くの菩薩を従えて化身した弥勒さまが来迎されたという。大師はすぐに感得し、そばの霊木にその尊像を彫造し、堂宇を建立して本尊にした。この本尊について大師は、御遺告の一節に「吾れ閉眼の後、兜率天に往生し弥勒慈尊の御前に侍すべし。56億余の後、必ず慈尊と御共に下生し、吾が先跡を問うべし…」と触れられていることからも、常楽寺への篤い思いが偲ばれる。
後に、大師の甥・真然僧正が金堂を建て、また高野山の再興で知られる祈親上人によって講堂や三重塔、仁王門などが建立されて、七堂伽藍がそびえる大寺院となった。室町時代には阿波守護大名の祈願所にもなっているが、「天正の兵火」により焼失し灰燼に帰している。だが、江戸時代初期には復興、後期の文化15年(1818)に低地の谷地から石段を約50段のぼった現在地の「流水岩の庭」近くに移っている。奇形な岩盤の断層が重なる「流水岩の庭」。自然の美しさにとけ込む魅力を醸し出す。
訪問日:2021年10月18日
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感想:
山根基之の四国を旅するシリーズにて、四国の温泉の素晴らしさを配信しましたが、楽しんで頂けたかと思います。
勤務先:山根基之、株式会社四国温泉
四国を日本一熟知し、ユーザーエクスペリエンスに資する四国紀行を収筆。
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