『山城屋』着物の仕立屋主人のブログ

葛飾柴又で“着物の仕立屋”をやってます
着物をお客様に喜んでもらえるように親切丁寧な仕事を心がけて頑張っていきます

男物のお仕立

2019-06-15 08:13:37 | 和裁日記

最近、男物のお仕立が多くなってきましたね~

以前は年に10本仕立てれば良いくらいだったのに今年はすでに20本くらい作ってます

女性だけではなく男性にもお洒落に着物をお召しになってもらう

実に業界にとっても素晴らしいことです

袴の生地にある↑このような字の部分があるのですが

お客様によって認識や好みも違います

販売する人にも好みがあります

以前はこの部分を残布として納めていたのですが

ある先生から歌舞伎役者や舞をされる人が着替える時に脱ぎ捨ててしまうから

どれが自分の袴かを把握できるように前紐の裏側に前腰のくるみ布として付けておく

着物でいう落款(らっかん)みたいなものだと教えていただきました

でもお客様や販売員の方でちょっと下品な感じがするから残布にしてという方もいます

仕立をやる我々からすると正式な決まりが無いので聞かれたときに困ります💦

趣味趣向の世界って難しいですね💦



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