7月11日(土) 朝より3ヵ月に一度の緑内障の定期健診へ行ったあと
少し遅くなったけど まだ蓮の花 咲いているかなぁっと
浜北区にある万葉の森公園へと 出かけてきました。
公園に到着したのが 10時40分ごろでして
蓮の花って朝方より咲き始め 昼ごろには花を閉じてしまうので
もうこの時間帯では 無理かなあと思いながら 公園内へ
↑ 公園内で最初に見た花は この花でメハジキ(目弾)です。
この花は、万葉集にも読まれていて 「つちはり」と呼ばれていた花です。
『わが屋前(やど)に 生(お)ふる 土針(つりばり) 心ゆも 想はぬ人の 衣(きぬ)に摺(す)らゆな』
(作者不詳 巻7-1338)
↑ この日 例年なら池の周囲にずらりと蓮の花が入った鉢が置かれているんですが ありませんでした。
まあ代わりってことで違う花を アサザが咲いてました。
もう蓮の花 終わってしまったんでしょうかねえ?
↑ こちら万葉集では女性を連想させる花ってことで (女郎花)も紹介されてました。
オミナエシの花です。
『わが里に 今咲く花の女郎花 堪(あ)へぬこころに なほ恋ひにけり』
(巻10-2279)
現代風に直すと
「私の里に今ちょうど咲く花、オミナエシよ、 おまえを想うと、嗚呼恋しさに耐えられない。
花の盛りのおまえを想うと・・・」って感じだそうです。
↑ ナデシコ(撫子)も万葉集で読まれている花ですね
「撫でし子」って呼ばれ 子供や女性にたとえられて読まれています。
↑ 画像クリックで拡大表示
日本のナデシコジャパンも同じように大和撫子から清楚で 凛とし、慎ましやかでってイメージでしょうね
↑ この花はワスレグサ 万葉集でも(忘れ草)として読まれています。
『忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古りにし里を 忘れむがため』
(巻3-334 大伴旅人)
望郷の思いを詩に認めているんですね
で・・・公園の一番奥 やや広い場所の隅っこに 蓮の鉢が幾つか並べられていました。
↑ 残念ながら 蓮の花 ほとんど終了していましたが
↑ この一株のみ かろうじて残っていてくれました。
もう閉じかかる寸前です。
スイレンと違って 蓮の花はニョキニョキと上へと伸びてから花が咲くんで
チョイ高さがありすぎて 真上から撮ることができませんでした。
腕をめいいっぱい伸ばし なんとか斜めから撮った一枚でした。
↑ その下で ネジリバナも咲いてましたよ。
↑ このベニバナ(紅花) 万葉時代から染料や薬用 そして口紅や食用にまで活用された花です。
説明書きには、エジプト原産で シルクロード経由で 中国に渡り そして日本の国へとやってきた花です。
さて次は万葉集で アサガオとして読まれた花です。
↑ アサガオといっても 私たちが小学校時代教わったアサガオではなく
↑ こちら キキョウの花が 万葉集ではアサガオとして歌われています。
↑ 『朝顔は 朝梅雨負ひて 咲くといへど 夕陰(ゆうかげ)にこそ 咲きまさりけり』
(作者不詳 巻10-2104)
↑ 公園の一番奥側までやってきました。 もうこれ以上 花は確認できないなあ
・・・っと思ったら そういえば すぐ近くで 萩の花 咲いてました。
↑ マルバハギかな
そういえば萩の花って 万葉集でも多く読まれている花ですね。
で・・・ もうこれぐらいだろうと 諦めて帰ろうかなと思ったとき
近くで植物の手入れをしていた職員さんが 珍しい花があるからと
事務所の横へと 案内してくれました。
そこには なんと 阿寺の七滝近辺で見られる あの花が咲いていました。
↑ イワタバコです。
↑ イワタバコも 万葉集では「やまぢさ」として 読まれていた花だったんですね。
『山ぢさの 白露しげむ うらぶるる心も深く わが恋止まず』 柿本人麿 (巻11-2469)
↑ 画像クリックで拡大表示
↑ 画像クリックで拡大表示(上の画像より もう少し大きい画像)
最後の最後に 良いもん見せて頂きました。
ではまた
少し遅くなったけど まだ蓮の花 咲いているかなぁっと
浜北区にある万葉の森公園へと 出かけてきました。
公園に到着したのが 10時40分ごろでして
蓮の花って朝方より咲き始め 昼ごろには花を閉じてしまうので
もうこの時間帯では 無理かなあと思いながら 公園内へ
↑ 公園内で最初に見た花は この花でメハジキ(目弾)です。
この花は、万葉集にも読まれていて 「つちはり」と呼ばれていた花です。
『わが屋前(やど)に 生(お)ふる 土針(つりばり) 心ゆも 想はぬ人の 衣(きぬ)に摺(す)らゆな』
(作者不詳 巻7-1338)
↑ この日 例年なら池の周囲にずらりと蓮の花が入った鉢が置かれているんですが ありませんでした。
まあ代わりってことで違う花を アサザが咲いてました。
もう蓮の花 終わってしまったんでしょうかねえ?
↑ こちら万葉集では女性を連想させる花ってことで (女郎花)も紹介されてました。
オミナエシの花です。
『わが里に 今咲く花の女郎花 堪(あ)へぬこころに なほ恋ひにけり』
(巻10-2279)
現代風に直すと
「私の里に今ちょうど咲く花、オミナエシよ、 おまえを想うと、嗚呼恋しさに耐えられない。
花の盛りのおまえを想うと・・・」って感じだそうです。
↑ ナデシコ(撫子)も万葉集で読まれている花ですね
「撫でし子」って呼ばれ 子供や女性にたとえられて読まれています。
↑ 画像クリックで拡大表示
日本のナデシコジャパンも同じように大和撫子から清楚で 凛とし、慎ましやかでってイメージでしょうね
↑ この花はワスレグサ 万葉集でも(忘れ草)として読まれています。
『忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古りにし里を 忘れむがため』
(巻3-334 大伴旅人)
望郷の思いを詩に認めているんですね
で・・・公園の一番奥 やや広い場所の隅っこに 蓮の鉢が幾つか並べられていました。
↑ 残念ながら 蓮の花 ほとんど終了していましたが
↑ この一株のみ かろうじて残っていてくれました。
もう閉じかかる寸前です。
スイレンと違って 蓮の花はニョキニョキと上へと伸びてから花が咲くんで
チョイ高さがありすぎて 真上から撮ることができませんでした。
腕をめいいっぱい伸ばし なんとか斜めから撮った一枚でした。
↑ その下で ネジリバナも咲いてましたよ。
↑ このベニバナ(紅花) 万葉時代から染料や薬用 そして口紅や食用にまで活用された花です。
説明書きには、エジプト原産で シルクロード経由で 中国に渡り そして日本の国へとやってきた花です。
さて次は万葉集で アサガオとして読まれた花です。
↑ アサガオといっても 私たちが小学校時代教わったアサガオではなく
↑ こちら キキョウの花が 万葉集ではアサガオとして歌われています。
↑ 『朝顔は 朝梅雨負ひて 咲くといへど 夕陰(ゆうかげ)にこそ 咲きまさりけり』
(作者不詳 巻10-2104)
↑ 公園の一番奥側までやってきました。 もうこれ以上 花は確認できないなあ
・・・っと思ったら そういえば すぐ近くで 萩の花 咲いてました。
↑ マルバハギかな
そういえば萩の花って 万葉集でも多く読まれている花ですね。
で・・・ もうこれぐらいだろうと 諦めて帰ろうかなと思ったとき
近くで植物の手入れをしていた職員さんが 珍しい花があるからと
事務所の横へと 案内してくれました。
そこには なんと 阿寺の七滝近辺で見られる あの花が咲いていました。
↑ イワタバコです。
↑ イワタバコも 万葉集では「やまぢさ」として 読まれていた花だったんですね。
『山ぢさの 白露しげむ うらぶるる心も深く わが恋止まず』 柿本人麿 (巻11-2469)
↑ 画像クリックで拡大表示
↑ 画像クリックで拡大表示(上の画像より もう少し大きい画像)
最後の最後に 良いもん見せて頂きました。
ではまた
確か、梅雨明け頃に撮っていたと思ってたのですが。
アサザも有り、女郎花に撫子に桔梗に萩・・・もう殆ど秋の七草ですね。
アサザもですが、桔梗も自生の物は絶滅危惧種です。
更にフジバカマが有れば凄いです、これまた絶滅危惧種ですから。
イワタバコも咲いてますか、これは真夏の花なので、夏と秋が混在してますね。