今でこそ、モラルハラスメントという言葉は、日本中に広まり、多くの人が知っているかと思います。
正しい意味では、みんなに理解されているかはわからないけど、
言葉の暴力とか、精神的な虐待などの認識はされているのではないでしょうか。
私が、自分はモラルハラスメントをされている、と気づいた当時は、まだその言葉はメジャーではありませんでした。
熊谷早智子さんの家庭モラルハラスメントという本を読んで、これは私の事象だと、しっかり確認しました。
まあ、簡単に言うと暴力を伴わないDVなので、関係と精神構造はDVと同じなんですけど
暴力を奮われていなかったため、自覚がなかったのです。
いや、正確には何度か暴力にあっていたのですが、私はDVとは無関係だと思いこんでいました。
今なら、ほんとおかしいよって思いますけど
当事者って、わからないんですよね。
でも言いようのない苦しみの毎日で、辛くて辛くて、私の体もおかしくなってきました。
味覚障害になったり、ものを飲み込みづらくなったり、体が痛くなったり
他にも、色々とあったんじゃないかと。
私が恵まれていたのは、正常な両親が健在で、私を受け入れてくれる環境があったことでした。
自力で実家に帰ることができたので、突発的に家出できたのです。
それ以来、私は自宅で過ごすことはなく、離婚できました。
あの時、思い切って、自分の気持ちに正直になって家を出て良かったと心から思います。
私頑張ったなー。
まともな両親のもとで過ごしていたら、私の夫婦関係が異常なのだと、やっと認識できたのです。
それで、DVやモラルハラスメントという言葉、概念に出合い、離婚への道を進んで行くことができました。
もう十数年も前のことなんですが、思い出すのは、胸が苦しくなるような感覚です。
でも、一児の母になった私は、子供のおかげで、強く、自分の人生を自分で歩めるようになったんですね。
つづく。
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