モラハラ被害者の心境～モラハラ話2

なかなか書きにくい経験を書くのには、理由があります。

 

というのも、内容が内容なだけに、知り合いから気軽に聞けるような話ではありませんし

 

何よりも、誰かの役に立ったら嬉しいからです。

 

教科書のような、モラハラについて詳しく書かれた本を読むのはもちろん

人が経験したリアルな話を聞くのも、イメージがしやすくて、良いのかなと思います。

 

今、まさに苦しい毎日の中を生きている人

身近にそう思われるような人がいる人などにむけて

 

とにかく何か動くきっかけになれば…。

 

 

当事者だったから、こんなことを書くのですが

当事者は自分が酷い状態にあることになかなか気が付きません。

 

私が悪いから、私の気が利かないから、私の能力が足りないから、私の努力が足りないから

 

相手が怒るのだ、相手とうまくやれないのだ、相手が不満を持つのだと

 

全部自分のせいだと思いこんでいます。

 

これは、夫婦間だけで起こることではないですね。

立場の弱い人が陥りがちです。

 

長い時間をかけて、私が悪いと洗脳されていくので、気が付かなくなるんですよねえ。

 

本当、外から見たら、すごくおかしい理論なのに。

 

 

こんな私も、人からは気が強いと思われていましたし

口も達者な方でした。

 

だから、いじめられたこともありませんでしたし、嫌な奴には、強い態度に出られていました。

 

なのにです、元夫には、だんだんとできなくなりました。

 

時間をかけて、頻繁に攻撃されていると

思い込まされていくんですね。

 

専業主婦で、子供がいて、家に閉じこもっていたら、余計にそうなるかもしれません。

 

子育てで、体も疲れていたし、嫌なことをされても、それに対して反応する元気もなくなっていました。

 

 

人からは、なんでそんな酷い人と結婚したの？

という疑問が出ると思うのですが

 

わからなかったんですよ。

 

本性をあまり出してなかったのです。

 

片鱗はあったんです。でも、私はわからなかったのです。

 

そこまで深刻な、嫌な面ではないと認識していました。

 

結婚したら、おかしくなってきました。

 

妊娠したら、もっと悪化しました。

 

子供が生まれたら、もっともっと酷くなりました。

 

 

結婚したら、自分の所有物になったと認識されたのでしょう。

 

妊娠したら、自分のわがままが通らないことが増えてきて、気に食わなかったのでしょう。

 

子供が生まれたら、自分が圧倒的に構ってもらえず、相手にしてもらえないから嫌だったのでしょう。

 

と、同時に、子供がいたら簡単には離れられないと悟ったのか

ひどい仕打ちをしても逃げないと踏んで、ひどくなったのかもしれません。

 

 

まあ、とにかく酷くなって耐えられなくなったお陰で、私は逃げ出したので

結果的には良かったんですけどね。

 

 

そんな流れで、逃げ出してから、私は自分のおかしさに気づき、モラルハラスメントを知り

離婚へ向かっていけたので

 

どうか、同じ苦しみにあっている人が、一人でも多く気づきますようにと願っています。

 

気づくことから、始まりますから。

 

必ず明るい未来があると。

自分次第なのです。

 

 

今度は、ひどい目にあったエピソードでも交えて、何か書きましょうかねえ。