今日は、私の母方の祖父の話。
昨日の祖母は、父方です。
おじいちゃんもまた、私は遠方に住んでいたので、年に一回くらいしか会っていませんでした。
昔の人なので、あまり感情を表に出すこともなく、いっぱいお話することもなく
そんなに近い存在ではなかったけれど、本当は、孫たちをとても可愛く思っていたようです。
おばあちゃんが教えてくれました。
孫が7人いるのですが、みんな女。
男の子も望んでいたと思いますが、ひ孫二人目にして初めて
男の子が生まれて、きっと天国で喜んで見ててくれていると思います。
私の息子ね。
さて、おじいちゃんも大変な人生をおくった人です。
戦争では、兵隊となり、広島の宇品港から外国へ行ったそうです。
しかし、ここで運命の出来事が。
戦地で、虫垂炎になりました。
外国では、治療ができないということで、急遽帰国することになりました。
おそらく、痛みに耐えながら、船で帰ったのでしょうね。
それだけで、かなりきつそうですけど、なんと、日本での手術が麻酔なし。
今なら、薬を飲んで、症状を抑えてとかもあるでしょうが
麻酔なしの開腹手術。
おじいちゃんとお風呂に入ったことが、何度かあったのですが
とても大きな痛々しい傷があって、私はビックリして聞いたんですよね。傷のこと。
そしたら、そんな話を聞いたのです。
なんか口に鉄の板だかなんかをくわえて、歯を食いしばって耐えたとか。
ええー、そんなことあんの?って思いましたよ。
でもね、そのおかげで戦死することなく、無事に生きて帰れたから、良かったんだと言ってました。
そのおじいちゃんのおかげで、私もこの世に存在しています。
そう思うと、頑張って生き抜いたご先祖さまあっての私達ですね。
勉強したくても満足にできなかったことが、悔やまれたようで
私には何度も
勉強できるのは幸せなことなんだよ
と言っていました。
その言葉を胸に、私は勉強を頑張っていましたね。
私は優しいおじいちゃんと、おばあちゃんに見守られて
とても幸せだったなーと思います。
あの世代の人は、戦時下を生きるのに必死だったでしょう。
私は、平和で豊かな時代に生まれました。
祖父母はきっと、のんびり楽しく子育てする余裕なんて
全くなかったと思います。
私は今、それができているので、もしかしたら
祖父母が叶えられなかった思いを、実現できているかもしれないなと思います。
これからもっと平和で豊かで、楽しい世界にしていきましょう。
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