女神になりたい主婦のブログ

男子の家庭科

私と夫は3歳差で、夫が年上です。

たまに子供の頃の話になると、微妙なズレを感じます。

大人の3歳差なんて大差ないけど、子供の時の3歳差はちょっと大きかったですね。

夫は異様に記憶が飛んでいて、覚えていないことが多く
あまり話にならないこともあるんですが
(おそらく脳の特性っぽい)
先日、家庭科の話になりました。

多分、小学校の時にはやったと思うけど、あとはやってないと思う、と。

そういえば、私の学年から男女一緒に家庭科をやることになった
というのを、当時、聞いた記憶があります。
(記憶違いかもしれないけど)

小学校高学年で家庭科が登場し、裁縫をやったり
班ごとに調理をしたり、結構楽しかったです。

フライパンから、大きな炎を出してしまい、先生に怒られました。

今となっては良い思い出。

生活に必要な分野を、学校で丁寧に教えてくれるって
実はすごく大事な勉強だったのでは?と思います。

人によっては、家庭で親から教わって、自然と身についていることもあるけど
やらなければ、全く知らないまま大人になってしまうからね。

男の子は家庭科をやんなくて良い、なんて
日本は、とんでもないカリキュラムを組んでたもんだと思いますよ。

でも中学生になって、また男女別れた授業になり
女子だけ絞り染めをやった記憶があります。

なんでだろ~。

調べてみると、中学校では1993年に、高校では1994年から
男子も家庭科が必修になったんだそうです。

私は93年に中3だったから、記憶にないのかも。

ということは、夫は家庭科をやっていませんね。

夫の実家では、お母さんが何もかも1人でこなし、お父さんが何もしません。

学校でも習わなかったら、何にも知らない、できない状態が出来上がります。

特に子供に手伝わせるということも、なかったそうです。

そしうなると、男の人は家事をしないもの、って思い込んでも仕方ないような気もします。

実際はね、夫は“何もしないお父さん”が嫌だったから
家事をたくさんしますけどねー。


男の子は技術、女の子は家庭科って決められていたことに
当時の私は、特に疑問に感じませんでした。

そういう時代だったんですよね。
今考えると、おかしい。

やっと私が高校の時に、文部省が方針を変えたくらいです。

こんなんじゃさあ、女の子が理系に行く道だって狭いの当たり前ですよね。

社会に出て、ものすごい男女差別にぶち当たって
私はかなり辛かったんですけど、まだまだ意識が変わり始めた頃だったんですね。

あの時はわからなかったけど、当たり前に掃除や洗濯をする父がいて
私の両親は家事も育児も、協力していました。

それってすごく珍しい夫婦だったのでは。

そのため私は家庭でも、社会でも、
”男はこういうもの”、”女はこういうもの”
という決めつけがあったのを、よくわかっていませんでした。

今では、だんだん変わっきていますね。

これが、ほんの30年くらいの話です。

おじいさんや、おじさん達が「女は…」って思っているのは
それはもう、本人の意識をアップデートしない限り
昔植え付けられたものが、そのままあり続けているから。

おじいさんにとっては、ほんの最近のことでしょ、30年は。

それじゃあ、政治だってそうだよなーって、なんか納得してしまいました。


また、私の祖母はシングルマザーで、バリバリ働いて活躍していましたので

「女とは、こうするものだ」という先入観が私になかったのは
実は、とても恵まれたことだったんだと思います。

その上で、今私は専業主婦なんですけども。

誰でも、自分のしたいように、自分に向いたやり方をすれば良いってことですね。

人に決めつけられるものではなくて。


思い出してみると、子供の頃ってまだまだ、おかしなことが
ごく普通にまかり通っていたなあと、また思ったのでした。

家庭科のことで、そんなことを思いました。

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