先日、SNSのおすすめに出てきて見たのですが、
ある男性が生理痛の痛みを疑似体験できる機械を付けて、どのくらいの痛みなのかを体験している動画がありました。
痛みのレベルが何段階かあって、徐々に上げていくことができるようでしたが
その方はレベル2でかなり痛がっており、もうこれ以上はレベルを上げられないという反応でした。
まっすぐ立てずに体を折り曲げて、苦しそうでした。
これで仕事をしているなんて!と、とても驚いていました。
女性で体験している方も多くいたようで、人によってレベル3くらいとか感想を言っていたそうなので
実際の痛みに似たものなんでしょうね。
生理痛は個人差があるので、女性が体験してみれば客観的にどのくらいの痛みレベルかわかって、面白いんじゃないかと思いました。
男性は、未知の痛みなので、知ってみるのも良いんじゃないですかね。
あと、痛みだけでなく、腰が痛いとか眠いとかだるいとか・・・いっぱい不快な症状があるので
総合的に、「体が何もしたくない状態」というのが、大変なんですよねえ。
私は、今はそんなにお腹が痛くなることはないのですが、若い頃は生理痛が酷くて
学校に行く途中で苦しくなって引き返したり、そもそも朝起き上がれなかったり
すごく苦しい思いを何度もしていました。
薬も効かないのね、先に飲んでおかないと。
母も姉もそうだったらしいので、遺伝もあったかも。
あまりに辛いので、母の勧めで20歳くらいの時に婦人科に行きました。
診察の結果は異状なし。
生理痛が重い場合、何かの病気ということもありますからね。
心配なら、病院で見てもらった方がいいです。
しかし、何でもありませんでした。
強いて言うなら、子宮が未熟だから、ということでした。
それはどうにもならんよ、若いんだもの。
子供産めば治るんだけどねえ、ってお医者さんに言われて。
当時の私はまだ大学二年生ですから、は?という感じでした。
今なら、お医者さんの言うことは理解できますけど、うら若き乙女だった私は「子供産むつもりないけど?」と思っていました。
若くて、子供を持つことなんて想像もできなかったんですね。
(本当に子供産んだら治ったけどさ)
病気ではないけど、生理痛を和らげるために、治療として中用量ピルを処方されました。
その頃、やっと日本では低用量ピルが認可されたとかで、治療の場合は中・高容量ピルだったんですね。
保険適用だったので、薬は高くなかったと思います。
けど、成分が多いから副作用が出やすかったのかも。
始めのうちは気持ち悪くなりましたが、幸い慣れて、何よりも生理がかなり軽くなって
ものすごーく楽になりました。
薬を飲んでいると周期が決まるので、それも楽でしたね。
場合によっては、薬によって周期をずらすこともできますし。
こんなに変わるのか、というくらい生活しやすくなりました。
これって個人差があるので、もともと生理痛のない人もいますから、大きな違いがありますよね。
本来だったら、痛くなったり身動きできないほど苦しくなったりって、やっぱり正常じゃないと思うので
私の体が健康じゃなかったんだなあと思います。
体温が低くて血流が悪かったし、子宮だけじゃなく精神的にも未熟だったので。
けどね、あの辛さを我慢せず、薬を飲んで自分の体を楽にすることは、良かったと思っていますよ。
根本的なことを解決する必要はあるけど、まずは辛いのを我慢しないことかと。
数年ピルを飲み続けて、外国に住んでからは現地で低用量ピルを買いました。
日本と違って、中国では普通の風邪薬みたいに買えるのです。
(今はどうなっているか知らないよ)
アメリカでも薬局で気軽に買っているのを、ドラマで見ていたので、もしかしてそれがスタンダードだったのかも。
今は日本でも、オンライン診療とかで処方してもらえるみたいなので、随分柔軟になったのだと思います。
ピルは薬なので、副作用もあるし、人によって良し悪しがあると思いますが
私はかなり救われた一人ですので、そういう選択もあるよという話です。
ちなみに、ピルは排卵を止めるものなので妊娠したい人は飲めません。
私はピルを飲むのを止めて、間もなく妊娠したので、辛い生理痛を再体験することはありませんでした。
一昔前は、こういった生理痛の話題なんかも、あまり大っぴらにするのが憚られたけれど
今は芸能人など有名な人が体験して、男の人も交えて、こんな風に話せるようになって、オープンになりましたね。
我慢すればいいとか、辛いなんて大げさなこと言うなとか
そんな冷たい思いやりのない声が消されて、あたたかい人の思いやりが広がっていて、とてもうれしいです。
やっぱり、昔と比べて良くなっていることって、すごくたくさんあるなあって日々思っています。
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