( この写真は、J・Aプロにある私の仕事机である。)
【 はじめての方は、どうぞ 「漫画家アシスタント 第1章 その1(縮小版)」 よりご覧ください。】
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本来この位置には、幻の『その5【アシスタント物語】開店休業か? 』
が入るのですが・・・ 省略します。
内容は、ここまで実名で書いてきた【アシスタント物語】がJ先生の
ご注意により、実名で公開出来なくなったというものです。
私の知る限り多くのアシスタント系サイトがその体験談を実名公開出来
ないでいます。 どうしたらいいのか・・・ 色々な考えを聞き、自分でも
考え・・・・そして、本文に実名を出さないが読者には分る方法が・・・ 。
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~~~~~~ ★ 付記 08年、7月 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
単行本「漫画家アシスタント物語」では、諸先生方のご厚意により、実
名で掲載されてる方も・・・・・!
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その5...............................'04 12月18日 3時37分 (公開)
再度、再々度・・・私は電話をかけるのだが・・・・
J先生( 78年当時、35歳、連載週間誌2・隔週誌2・月刊誌数誌 )には、
その度に断られた。
最初は、電話で「アシスタントォ・・・? 募集してねェよ!」と、
しかし、こっちだってバイトをやめて背水の陣でいるから、
『はい、そうですか』とはいかない。
私「 と・・・とにかく、絵を見ていただくだけでもいいんです!」
と、無理やり面接へ持ち込む。 自信のある原稿を何枚か持って氏の
マンションへ (写真 「第1章その1」)
1978年(昭和53年・・・古い話で申し訳ない!)3月某日。
ボンヤリとした春の午後・・・・・。
マンションのドア・・・ ブザーが壊れている・・・ノックした。
アシスタントの一人に案内されて通されたのが氏の個室。
私が座ったソファの向かい、こっちに背を向けて仕事中の様子。
確か、あいさつをしたはずなんだけど、返事は・・・・・ 無い・・・!
物凄く空気が重い! 原稿の仕上がりを待っている編集員が一人。
和やかに話しかけてくれた・・・。
編集員 「ここは良いよォ、アシスタントになれるといいね!
休みは多いし、徹夜は無いし・・・。本当に、ここは楽だよォ」
まだ23歳、緊張でガチガチになっていた私は、ただ黙って聞いていた。
とにかく、何か喋ろうとしていた・・・。
「H雲」(隔週漫画雑誌B・C・O連載、当時の大ヒット作)が仕上がったようだ
私 「あのぉ・・・ 先生は、結婚してらっしゃるんですか?」
氏は上目ずかいで私を睨み付ける。
A先生 「おみ~は、『H雲』の何処を見てっだよオオオッ!
あれが、結婚してねえ奴に作れる作品かァ? 子供の
いねェ奴に作れるかァッ?!」 と、怒鳴られた。
ひょっとして、氏の声は小さかったかもしれない、でも落雷に撃たれた
様な衝撃だった・・・。
しばらく、氏は編集員と何事も無かったように談笑する。そして・・・
A先生 「おみ~仕事やめちゃって、困ってんだろォ・・・・でも、
俺だって困るぜェ・・・(苦笑) 机も椅子もみんな使っ
てっからよォ、おみ~の座るイスはにィ~んだよなァ!」
血の気のうせている私は、ただ耐えるしかなかった。
しかし、最後に・・・「まぁ・・・。また来いや。」 ・・・って、いったい、
ОKなのかNОなのか・・・。とにかく、数日後、アポをとって3度目
の挑戦へ!
夜、やっぱりドアのブザーは壊れている。
ノックすれども返事は無い・・・・・・・・・・。
『どうしよう・・・この時間に来ると言ってあるのに・・・』 と、その時
ガチャッ ドアが大きく開き、J先生と連れの男性が一人。
「なんだ、おみ~かァ? これから、出掛けるところなんだよ・・・
まあ、縁が無かったって事だな・・・」
(私が来る事など眼中にまるで無い・・・?)
茫然としている私を見て、さすがに気の毒に思われたのか・・・
「せっかく来たんだから、メシでも食うか・・・?」
「漫画家アシスタント 第1章 その6」 へつづく・・・
【 各章案内 】 「第1章 その1」 「第2章 その1」 「第3章 その1」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
( 但し、第1~3章は『縮小版』になります )
【 はじめての方は、どうぞ 「漫画家アシスタント 第1章 その1(縮小版)」 よりご覧ください。】
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本来この位置には、幻の『その5【アシスタント物語】開店休業か? 』
が入るのですが・・・ 省略します。
内容は、ここまで実名で書いてきた【アシスタント物語】がJ先生の
ご注意により、実名で公開出来なくなったというものです。
私の知る限り多くのアシスタント系サイトがその体験談を実名公開出来
ないでいます。 どうしたらいいのか・・・ 色々な考えを聞き、自分でも
考え・・・・そして、本文に実名を出さないが読者には分る方法が・・・ 。
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~~~~~~ ★ 付記 08年、7月 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
単行本「漫画家アシスタント物語」では、諸先生方のご厚意により、実
名で掲載されてる方も・・・・・!
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その5...............................'04 12月18日 3時37分 (公開)
再度、再々度・・・私は電話をかけるのだが・・・・
J先生( 78年当時、35歳、連載週間誌2・隔週誌2・月刊誌数誌 )には、
その度に断られた。
最初は、電話で「アシスタントォ・・・? 募集してねェよ!」と、
しかし、こっちだってバイトをやめて背水の陣でいるから、
『はい、そうですか』とはいかない。
私「 と・・・とにかく、絵を見ていただくだけでもいいんです!」
と、無理やり面接へ持ち込む。 自信のある原稿を何枚か持って氏の
マンションへ (写真 「第1章その1」)
1978年(昭和53年・・・古い話で申し訳ない!)3月某日。
ボンヤリとした春の午後・・・・・。
マンションのドア・・・ ブザーが壊れている・・・ノックした。
アシスタントの一人に案内されて通されたのが氏の個室。
私が座ったソファの向かい、こっちに背を向けて仕事中の様子。
確か、あいさつをしたはずなんだけど、返事は・・・・・ 無い・・・!
物凄く空気が重い! 原稿の仕上がりを待っている編集員が一人。
和やかに話しかけてくれた・・・。
編集員 「ここは良いよォ、アシスタントになれるといいね!
休みは多いし、徹夜は無いし・・・。本当に、ここは楽だよォ」
まだ23歳、緊張でガチガチになっていた私は、ただ黙って聞いていた。
とにかく、何か喋ろうとしていた・・・。
「H雲」(隔週漫画雑誌B・C・O連載、当時の大ヒット作)が仕上がったようだ
私 「あのぉ・・・ 先生は、結婚してらっしゃるんですか?」
氏は上目ずかいで私を睨み付ける。
A先生 「おみ~は、『H雲』の何処を見てっだよオオオッ!
あれが、結婚してねえ奴に作れる作品かァ? 子供の
いねェ奴に作れるかァッ?!」 と、怒鳴られた。
ひょっとして、氏の声は小さかったかもしれない、でも落雷に撃たれた
様な衝撃だった・・・。
しばらく、氏は編集員と何事も無かったように談笑する。そして・・・
A先生 「おみ~仕事やめちゃって、困ってんだろォ・・・・でも、
俺だって困るぜェ・・・(苦笑) 机も椅子もみんな使っ
てっからよォ、おみ~の座るイスはにィ~んだよなァ!」
血の気のうせている私は、ただ耐えるしかなかった。
しかし、最後に・・・「まぁ・・・。また来いや。」 ・・・って、いったい、
ОKなのかNОなのか・・・。とにかく、数日後、アポをとって3度目
の挑戦へ!
夜、やっぱりドアのブザーは壊れている。
ノックすれども返事は無い・・・・・・・・・・。
『どうしよう・・・この時間に来ると言ってあるのに・・・』 と、その時
ガチャッ ドアが大きく開き、J先生と連れの男性が一人。
「なんだ、おみ~かァ? これから、出掛けるところなんだよ・・・
まあ、縁が無かったって事だな・・・」
(私が来る事など眼中にまるで無い・・・?)
茫然としている私を見て、さすがに気の毒に思われたのか・・・
「せっかく来たんだから、メシでも食うか・・・?」
「漫画家アシスタント 第1章 その6」 へつづく・・・
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「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
( 但し、第1~3章は『縮小版』になります )
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