デンソーの重要データは、テンソー(転送)済？！

地元、中日新聞から・・・

■臥薪嘗胆
・デンソー情報持ち出し中国人社員、１３万件/中日新聞

デンソー情報持ち出し
中国人社員、１３万件

　勤務先の大手自動車部品製造のデンソー（愛知県刈谷市）から大量の製品図面データを持ち出したとして、愛知県警外事課と刈谷署は１６日、横領の疑いで中国籍の同市神明町、同社社員楊魯川容疑者（４１）を逮捕した。開発中の製品など重要なデータを国外に漏えいさせた可能性もあるとみて追及する。

　調べでは、楊容疑者は会社のパソコン１台に社内のデータベース（ＤＢ）「量産図面参照システム」から製品の電子図面データ１３万件以上をダウンロード。今年２月５日ごろ、パソコンを自宅などに持ち出し、データを私物のハードディスク（ＨＤ）などにコピーした疑い。

　パソコンは社外に持ち出さない条件で借りていた。持ち出しは認めているが、コピーしたことは否認している。

　楊容疑者はエンジン関連の部品を担当するエンジニアで、ＤＢにアクセスする権利を持っていた。昨年９月までは月１０件程度のアクセスだったが、１０月に約１万８００件、１１月に１２万件、１２月には４０００件と急増した。

　各種センサー、産業用ロボット、燃料噴射装置など１７００種の製品に関する図面で、このうち重要ランクのものが２８０種あった。いずれも楊容疑者の業務と直接関係ない図面で、県警の分析で自宅に持ち出したパソコンに私物のパソコンやＨＤなどを接続し、データをコピーしたことが分かった。

　今年１月、ＤＢの点検中に偶然、楊容疑者がデータを大量にダウンロードしていたことが発覚した。２月中旬、会社から事情を聴かれた２日後に突然中国に帰国し、今月８日、日本に戻った。私物のパソコンは意図的に壊されており、証拠隠滅しようとした疑いもある。

　楊容疑者は１９９０年、東京都内の工学系大学に就学。神奈川県内の企業を経て、２００１年１２月からデンソーに正社員として勤務。日本の永住資格を持ち、在日中国人でつくる自動車エンジニアの団体「在日華人汽車工程師協会」の副会長を務めている。来日前は北京の理工系大学を卒業し、中国の軍事関連企業に勤めていたという。

［引用ここまで］

・デンソーのデータ持ち出し 楊容疑者、発覚直後にＨＤ破壊/中日新聞

デンソーのデータ持ち出し
楊容疑者、発覚直後にＨＤ破壊

　大手自動車部品製造のデンソー（愛知県刈谷市）から大量の製品図面データが持ち出された事件で、愛知県警に横領の疑いで逮捕された同社社員楊魯川容疑者（４１）＝同市神明町＝が、持ち出しが発覚して会社から私物のパソコンを見せるように要求された直後にハードディスク（ＨＤ）を破壊し、データを復元できないようにしていたことが分かった。県警は、楊容疑者がコピーの証拠を隠滅したとみて追及している。

　調べでは、楊容疑者は１３万件の電子図面データを社有パソコンにダウンロードして自宅に持ち出したことが分かった今年２月、会社側の聞き取り調査に対して、社有パソコンのほか私有のパソコンを提出することを約束した。しかし、その直後、私有パソコンのＨＤの表面を千枚通しのようなもので傷つけ、内容を完全に破壊した。このためこのパソコンにデータが移されたり、パソコンから外部に接続して流出させたりしていても、確認ができなくなった。

　ＨＤを破壊した楊容疑者は、その後の会社側の事情聴取を拒否して急に中国へ出国。今月４日にあらためて来日して自宅に戻っていたが、調べが進む中で再び出国しようとしていることが判明し、逮捕された。

　１９９０年の来日前、楊容疑者はミサイルやロケットの製造開発にかかわる旧「中国航天工業総公司」に勤務していたとされ、県警で関連を調べている。

［引用ここまで］

・特殊媒体にデータ保存 デンソー情報持ち出しの楊容疑者/中日新聞

特殊媒体にデータ保存
デンソー情報持ち出しの楊容疑者

　大手自動車部品製造のデンソー（愛知県刈谷市）から大量の製品図面データが持ち出された事件で、愛知県警に横領の疑いで逮捕された同社社員楊魯川容疑者（４１）が、暗証番号を数回入力ミスするとすべてのデータが破壊される機密性のある記憶媒体にデータを保存していた可能性が高いことが分かった。県警はデータのコピーが発覚しないよう工作していたとみて調べている。

　調べでは、楊容疑者は１３万件の電子図面データを会社貸与のパソコンにダウンロードして自宅に持ち帰っていたことが社内で発覚した。デンソーがこのパソコンを調べたところ、パソコンを複数の記憶媒体に接続した形跡があった。コピーしていたとみられている。

　記憶媒体の中には、使用者が暗証番号を設定できるタイプの「ＵＳＢフラッシュメモリー」があり、暗証番号を数回誤って入力すると中身が見られないばかりか、データそのものが消失する仕組みになっていた。

　県警はデンソーからフラッシュメモリーの任意提出を受けて鑑定している。しかし、楊容疑者がうそのパスワードを取調官に教えて、証拠となるデータを消す恐れがあることから慎重に事情を聴いている。

　楊容疑者はフラッシュメモリーとは別に、外付けハードディスクを会社貸与のパソコンに接続したとみられているが、ハードディスクは見つかっていない。国外に持ち出した可能性もある。

　楊容疑者は、電子図面データを不正にコピーしたことが分からないよう記憶媒体を選定したり、社内で発覚後にすぐ、データを保存していたとみられる私有パソコンを破壊したりするなど、神経質といえるほど厳重にデータを管理しており、県警で動機や背後関係を調べている。

［引用ここまで］

■MyPersonalLinks+：(関連過去記事)

• 「中国人を見たら泥棒と思え?!」～デンソー・データ持ち出しは、正社員

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