日本政治のインテリジェンス軽視、状況変われど戦前も戦後も
http://japanhascomet.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-104b5c.html
江崎氏はこの記事の中で「残念ながら工作員、スパイなどというと、ハリウッドのスパイ映画を思い出すのか、日本ではまともな学問として扱ってもらえない。しかし欧米諸国では、国際政治学、外交史の一分野としてこのスパイ、工作員による秘密工作が国際政治に与える影響について考察する学問(情報史学)が成立している。」と指摘しています。
数十年前の私の学生時代にはそれどころか、マルクス共産主義にかぶれた教授たちが、共産主義をたたえ日本の保守政治家たちを「反動分子」と言って非難していた時代でした。GHQの公職追放で蘇った「敗戦利得者」たちが大学に入り込み、自虐史観と共産主義礼賛を、学生たちに叩き込んでいたのです。そして多くの学生「活動家」を生み、反米、反日帝のデモを繰り返していた時代です。
これもGHQ内にいたコミンテルンの戦術で、彼らの思惑通り大学や文壇やメディアが一気に左に傾いた時代でした。GHQの途中での「赤狩り」も功を奏すことなく、今でもその影響は深く残っています。そして「情報史学」など大学教育の俎上に上りません。
ですから日本での諜報機関設立やスパイ防止法の立案の前には、彼ら「デュープス」が立ちはだかり、反対、反対の大合唱で成立阻止に動きます。日本のためではなく中国、北朝鮮、そしてロシアのために、彼らは活動するのです。このままでは少子化による経済崩壊と相俟って、十数年後、いやもっと早く数年後には、体制的な日本崩壊が始まるかもしれません。ゆでガエル日本、覚醒せよと叫びたいところです。