しょうがなくないのよ。

2011年04月26日 | 日記
蒔いた種が次々と芽を出して、毎朝畑の見回りするのが楽しい。
いっぱい赤ちゃんが出来たみたいな気分。
自分で蒔いた種から出た芽ってほんとにほんとにかわいくてイトオシイ~。


それはそうと、鹿島に住む方からメールを頂きました。
鹿島でも真剣に考えている人がいるんだーと嬉しくなった。

その方は原発は無いほうがいいけど、電気は必要だし
しょうがないんじゃないかという意見のようでした。

アースデイ佐世保でシール投票やったときも、原発はしょうがない
って言う人がいらっしゃったようです。

それで、鹿島の方に返信したメールを日記にも載せてみようと思います。
急いで書いたので、不十分なところもあるけど。


++++

私は、原発についてはこう考えます。

今よりもっと安全な原発を作る。ってのは無理だと思う。

自然災害って、どんどん大きくなっているし、どれだけの想定をしていれば絶対安全かなんて、人にはわからないと思います。

原子炉を作る仕事をしていた菊池洋一さんという宮崎に住む方のお話も聞いた事があるけど、配管があまりにも複雑でグネグネ曲がっているから、とても地震の多い日本で原発を動かすのは無理があるとも言っていました。

先日田中優さんという方の講演会も聞きましたが、世界と比較した地震のグラフを見ると、日本はダントツ他と比べようもないくらいに地震が多かったです。

活断層の真上に立っている原発もあるし、日本政府や電力会社が何を考えているのか私にはさっぱりわかりません。

今回の福島にしても、もーどうにも手がつけられない状態。
これ以上同じような災害が他でも起きたら、もう日本中どこにも住めなくなるかもしれません。

それでも、命がけで電気が欲しいの?って言いたいです。

それに、燃料のウランの採掘でもたくさんのヒバクシャを出しているし、
原発を動かす家庭でもたくさんのヒバク労働者を生み出している。
使い終わった燃料も、半永久的に電気を使って冷やしながら管理するしか
今は処分のしようがわからない。

アチコチの原発にたまりまくっている使用済み燃料をいったいどうするつもりなんだろうと、本当に不思議です。

原発が無いと電気が足りないというのも、そんな事は無いと思います。

すでに環境省もこういうデータを出しています。

「環境省発表の調査で、日本には原発580基分もの自然エネルギーがあること、全量固定買取制度で採算ベースで導入できる分だけでも原発46基分にもなる」ことがわかりました」

また、原発はすべての電力の3割ほどを賄っているそうですが、311以降、関東では一生懸命節電に努めている結果、3割の電力を省エネできているそうです。

やればできるんだと思います。

田中優さんの講演の中では、企業が使う電気の電気料金は、なぜだか使えば使うほど安くなるようになっているそうで、そのシステムを変えて使えば使うほど高くなるようにすれば、自ずと企業も本気で節電するはずだという話もありました。

田中優さんの講演はユーチューブで見れるのでよかったら見てみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=sSXQujgOC74

私は、いきなり原発をすべて止めるのもできないことではないと思っているけど、
社会的にはなかなか難しい事もあると思うので、徐々に脱原発に向いながら、出来る事からやってみるのがいいのかなと思います。

実際、原発が無い国もあるし、日本でも沖縄は原発無しで暮らしています。

ドイツも脱原発を目指して本気で動いています。

日本人はあまりにもエネルギーの事を知らなすぎるんだと思います。

みんながもっと真剣に暮らしの安全や、未来の子供達の事を考えて
行動するときが来たんだと思います。


明日は、佐賀のエスプラッツの中のキングキッチンというレストランで
犬式というバンドの三宅洋平君のライブと、原発についてのお話やります。
夜19時~カナ・・・たぶん。

都合がよかったらぜひ。

ちょっと急いで書いたので、変なとこあったらごめんなさい。

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