双極性障害の薬剤師です

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双極性障害との戦い 大学院編

2021-02-11 07:43:34 | 体験談
薬局を退職して、最初に思ったことは…

『無職じゃいけない』

無職であることは私の親の風習としてあり得なかった。

そこで選んだのは『大学院』

母校の研究室の先生に連絡を取り、その年の試験を受けることになった。

試験まであと3ヶ月。

英語論文の長文読解と入学してからやりたいことのプレゼン。

毎日英語漬け、プレゼンの準備…

必死だった…

落ちるわけにはいかない…

このプレッシャーが私を押し潰していた。

もっとつらかったのは先生とのやりとり。

週に1回、英語とプレゼンの添削をしてくれたのだが…

ダメ出し…ダメ出し…ダメ出し…ダメ出し…

今思うと、ほめられたことなんて1回もなかった。

人間とは不思議なもので、叱られてばかりいると…

『自分はダメな人間なんだ…できない人間なんだ…』

と思うようになる。

あのとき1回でもほめられていたら…

もう少し考え方が変わっていたのかもしれない。

私はこの3ヶ月で…

『自分はダメな人間、社会不適合者…』

この考えが、双極性障害のうつ状態を急激に悪化させた。

死にたい…消えたい…死にたい…消えたい…

でも、そんな自殺なんてできる勇気はない。

そんな気持ちを持ちながら、3ヶ月家に引きこもり勉強した。

この引きこもりも良くなかった…

引きこもっていることをいい事に、お風呂も1週間に1回…

うつ状態になると症状の1つとして身なりを気にしなくなる(お風呂に入らない、洋服もテキトー、化粧もしない など)ようだ。

これは病気になって顕著に現れた症状だ。

こんな3ヶ月を過ごして、いざ試験当日。

この日も地獄を見ることになる…


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