ヨーコのきまぐれ日記

遠くない未来のお話

 花冷えって言葉がピタリ当てはまる気温がつづく日々。今日は居間の出窓から射しこむ光が多く、暖かいだろうと早合点。母の身支度に、ウールのエリマキや手袋を用意して、行ってらっしゃぁ~いとうっかり送り出すところだった。玄関ドアを開けたとたんに感じた冷気・・・・こりゃ、ダメだと、母は外出を即、中止した。

 母は手押し車を押して、よく買物に行く。今日の買物はカルピスとパイナップルとお煎餅の予定だった。今、母の食事は不規則で、好きなおやつや果物でお腹をいっぱいにする。真夜中の食事もボリュームが凄い。糖尿病には最悪の食事だが、インシュリンを打つから、いいのよと介護者の声には耳を貸さない。好きなように生きている。それなのに、眠れない。と、催眠剤が必需品である。

 医師に母の催眠剤の処方箋を依頼している時、これからどうなるんだろう・・・と、医師は頭をかかえた。母のこれからを懸念してではなく、自分の老後を心配しての話だ。高齢者の老いや認知よりも、自分たちが今後、どれだけ老いて、どうなるのだろう・・・・そんな真剣な嘆きに対応する答はまだない。今は笑うしかないが、そんな時期がもう遠い未来ではないことを医師だけでなく、私も胸の内にしっかり感じるしかないんだよね。ゾッ。


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