昨日、玄関ドアが開いて、声をかける妹の声が聞こえた。居間を出ていくと、妹がバレンタインチョコレートを届けに来たところだった。バレンタインデー前にはチョコレートを購入したが、いくつか贈物用に梱包した後で、妹に贈るチョコレートは手許になかった。うっかりしたと猛反省。年老いて、仕事場や社会交流から引き離されると、賞味期限のある商品を手渡しする配慮や手数が難しくなるもんだね。
一昨日、吹き荒れた風はシベリアからの突風かと思うほど冷たかった。ところが、昨日、今日と空は青く、大気は陽射しで温まり、カリフォルニアの海辺でひなたぼっこしている気分。カリフォルニア州に住む弟の住む地域は火事の被害を直接、受けたわけではないが、近隣地域の被害はそりゃ酷い状態だとラインがあった。昨日は本屋で文庫本を2冊買った。村上春樹の短編『謝肉祭』から読み始めた。団塊の世代が振り返る話は世代が近いせいか、遠くに過ぎた時代が胸の奥でカランコロンと音をたてている。
届いたバレンタインチョコレート
文庫本は村上春樹『一人称単数』
原田マハ『カフーを待ちわびて』