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今日は母を車椅子に乗せて、散歩に連れ出した。施設を出て、住宅街を少し歩くと、遊歩道公園がある。公園は木々の新緑が目にまぶしく、百花繚乱の鮮やかさである。遊歩道公園のテーブルとベンチのあるところで、車椅子をとめ、母には妹が用意してきた飲み物を手渡した。私が持参したのは弟の手土産だったカカオの含有率が高いチョコレートだった。甘くないので、好みじゃないかもと母に伝えると、カカオ豆の香りが口の中にひろがって、美味しいそうだ。
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ただし、公園で楽しむおやつは控えめにして、施設のおやつの時間に間に合うよう、急いで戻った。途中、車椅子をとめて、住宅街の庭や塀に咲く花に見とれた。卯の花、こでまり、藤、キンギョソウ、マーガレット・・・・その他、見知らぬ花もあちこちで満開である。公園のベンチのそばの櫻を見上げると、小さなサクランボの実がなっていた。すでに、色づきだしている。いつの日か、一粒、つまみ食いしてみたいけれど・・・・甘いかしらん?!
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色づきだした小さなサクランボ