前回の記事にも「満室倒産」というワードを使わせて頂きましたが、仲介を専門に行っている不動産業者さんは頭の痛い月日を送っているはずです。福島県全体の賃貸物件の入居率が格段にあがっているためご紹介できる物件がなくなっているからです。
物件がなくなっているということは必然的に仲介手数料(お部屋をご紹介して得られる売上)が全く上がらずその他の売上から経費を捻出しなければなりません。
不動産業者によっては1月~3月までは異動時期で売上がピークのため、社員も増員して戦闘体制といった感じなのですが・・・お客様がいるのに物件がない世知辛い状況。。。例えるならコンビニで売れ筋のお弁当がなくなってしまったような状態なのです。
その結果、苦肉の策で各社が取ったのは家賃の値上げです。。。少しでも一件あたりの単価をあげるという意味合いですね。
供給過多と言われた震災前は値下げ合戦を繰り広げてきたにもかかわらず、現在では5000円~10000円程度昨年より高くなった物件も少なくありません。
また物件が少ないことがお客様の焦る心理をかきたてています。
12月の時点で3月完成の物件に予約が入っていましたし、2月の時点で5月完成の物件にまで予約が入っている状況です。築浅の物件や設備、立地条件が良いお部屋は空室情報が出ても2日と持たないで申込みが入る状況です。2ヶ月前から予約が入ってしまうのは例年から言っても異常としか言えません。
当社でも昨年末からご来店頂いたお客様には資料やネットのみでのご案内で実際にお部屋を見て頂いたお客様は数えるほどしかいらっしゃいませんでした。
3月に入ると「4月1日付けで郡山へ転勤の辞令がおりた!」など急きょお部屋を探されるお客様も少なくないはずです。。。
前置きが長くなりましたが、こんな時期だからこそのお部屋探しのコツをご提案したいと思います。
●お部屋探しの方法!
この時期は毎年そうなのですが、今年は特に「ネットの情報がアテになりません!」空きの情報があっても2日と持たない状況なので情報の更新が追いつかないんです。ですからネットの情報を基本とするものの、不動産会社を絞り込んでメールや電話で問い合わせして直接物件を探してもらうようにしましょう。
●物件がない!
今年は1LDKと60000円以下のファミリータイプのお部屋が極端にありません。もし引越時期をずらせるのならば4月中旬から下旬の引越をおすすめします。定期異動から漏れた物件が掘り出し物として出てくる可能性があるからです。ずらせない場合には間取りや予算など諸条件を妥協していただくしかありません。
●注意点!
引越業者の手配がつきにくい時期でもありますが、引越業者の手配は後回しにしましょう!業者の手配をしてしまったのでこの日までに入居できる物件を探して欲しいといわれても手のうちようがない場合も想定されます。。。
●内覧なしで物件を決める際の注意点!
3月の定期異動でいらっしゃる方は、電話一本でお部屋を決められる方も少なくありません。ですが。。。郡山は震災もそうですが、台風による被害も酷いものでした。ネットなどに掲載されている写真のほとんどは被害を受ける前のものを使用しています。電話で担当してくれた営業さんからダメージを有無をしっかりと聞き取りしましょう。またお部屋の中が見れなくても現地に赴くことは重要です。駐車場の状態を見れば震災が建物に与えたダメージも想像ができます。
文章が長くなってしまいましたが、「2012年のお部屋探しのコツ」としてお引越しを考えになったら考えている段階で早めに不動産屋さんに電話して相談してみて欲しいということです。今年はお得に借りるためのテクニックや家賃交渉のためのポイントなど例年お知らせしていたコツが当てはまりません。
とにかく物件が少ないということを念頭おいて頂きたいのです。
関西からいらっしゃったお客様で福島県の賃貸物件は避難している人が多いためガラガラだと思いましたとおっしゃった方がいましたが、それはとんでもない誤解です。確かに福島県から人口が4万人程度減少しましたが、被災地からいわき、郡山、福島などに避難して移動された方が同じく4万人程度いらっしゃいました。そして2万5千戸の賃貸物件が被災者のための住居となっているからです。郡山の空室は常時5千室程度ありましたが、現在はその5分の一あるかないかのところなのです。
物件がなくなっているということは必然的に仲介手数料(お部屋をご紹介して得られる売上)が全く上がらずその他の売上から経費を捻出しなければなりません。
不動産業者によっては1月~3月までは異動時期で売上がピークのため、社員も増員して戦闘体制といった感じなのですが・・・お客様がいるのに物件がない世知辛い状況。。。例えるならコンビニで売れ筋のお弁当がなくなってしまったような状態なのです。
その結果、苦肉の策で各社が取ったのは家賃の値上げです。。。少しでも一件あたりの単価をあげるという意味合いですね。
供給過多と言われた震災前は値下げ合戦を繰り広げてきたにもかかわらず、現在では5000円~10000円程度昨年より高くなった物件も少なくありません。
また物件が少ないことがお客様の焦る心理をかきたてています。
12月の時点で3月完成の物件に予約が入っていましたし、2月の時点で5月完成の物件にまで予約が入っている状況です。築浅の物件や設備、立地条件が良いお部屋は空室情報が出ても2日と持たないで申込みが入る状況です。2ヶ月前から予約が入ってしまうのは例年から言っても異常としか言えません。
当社でも昨年末からご来店頂いたお客様には資料やネットのみでのご案内で実際にお部屋を見て頂いたお客様は数えるほどしかいらっしゃいませんでした。
3月に入ると「4月1日付けで郡山へ転勤の辞令がおりた!」など急きょお部屋を探されるお客様も少なくないはずです。。。
前置きが長くなりましたが、こんな時期だからこそのお部屋探しのコツをご提案したいと思います。
●お部屋探しの方法!
この時期は毎年そうなのですが、今年は特に「ネットの情報がアテになりません!」空きの情報があっても2日と持たない状況なので情報の更新が追いつかないんです。ですからネットの情報を基本とするものの、不動産会社を絞り込んでメールや電話で問い合わせして直接物件を探してもらうようにしましょう。
●物件がない!
今年は1LDKと60000円以下のファミリータイプのお部屋が極端にありません。もし引越時期をずらせるのならば4月中旬から下旬の引越をおすすめします。定期異動から漏れた物件が掘り出し物として出てくる可能性があるからです。ずらせない場合には間取りや予算など諸条件を妥協していただくしかありません。
●注意点!
引越業者の手配がつきにくい時期でもありますが、引越業者の手配は後回しにしましょう!業者の手配をしてしまったのでこの日までに入居できる物件を探して欲しいといわれても手のうちようがない場合も想定されます。。。
●内覧なしで物件を決める際の注意点!
3月の定期異動でいらっしゃる方は、電話一本でお部屋を決められる方も少なくありません。ですが。。。郡山は震災もそうですが、台風による被害も酷いものでした。ネットなどに掲載されている写真のほとんどは被害を受ける前のものを使用しています。電話で担当してくれた営業さんからダメージを有無をしっかりと聞き取りしましょう。またお部屋の中が見れなくても現地に赴くことは重要です。駐車場の状態を見れば震災が建物に与えたダメージも想像ができます。
文章が長くなってしまいましたが、「2012年のお部屋探しのコツ」としてお引越しを考えになったら考えている段階で早めに不動産屋さんに電話して相談してみて欲しいということです。今年はお得に借りるためのテクニックや家賃交渉のためのポイントなど例年お知らせしていたコツが当てはまりません。
とにかく物件が少ないということを念頭おいて頂きたいのです。
関西からいらっしゃったお客様で福島県の賃貸物件は避難している人が多いためガラガラだと思いましたとおっしゃった方がいましたが、それはとんでもない誤解です。確かに福島県から人口が4万人程度減少しましたが、被災地からいわき、郡山、福島などに避難して移動された方が同じく4万人程度いらっしゃいました。そして2万5千戸の賃貸物件が被災者のための住居となっているからです。郡山の空室は常時5千室程度ありましたが、現在はその5分の一あるかないかのところなのです。