『母の法律』が、興味深かった。
被虐待児童が記憶沈殿化されて、トラウマなく新家庭を形成させるマザー法。見た目より骨格を似せる組み合わせは、声や雰囲気が似て家族として違和感が無いらしい。
養母死亡で家族が解体され、養子同士の美しい姉と並みの妹は施設に戻る。マザー法反対派のボランティアから妹の実母が死刑囚と聞き、震えながら裁判傍聴にいく。
母親は傍聴席を見て「ユウア1日と忘れたことはなかったよ。会いたかった、お母さんだよ」と、叫ぶ。美しい姉に向かって。
一緒に生きるからこその家族であり、母親なんでしょう
垣谷美雨『嫁を止める日』。〝婚姻関係終了届〟は、今や誰もが知っているような気がします。
嫁に過大な重荷を背負わせて当然としているから、あえてこうする必要も出てくるのね!