ぼくたち種族は子孫を残すために様々な方法・工夫があります。
そのひとつが、大きい順に子育てを熱心にするということ…
例えば子孫を残すために六つあるお乳のうちで一番出の良い飲みやすい位置に一番大きい子が陣取ります。
それがぼくです。さくらママ(ぼくの生母)のお乳を最後まで離さず引きずられながらもしがみついていたそうです。
だから春乃のママが小さなオウジやヒメと順番を変えたりしていたそうです。
そして擬似妊娠、群れで暮らすぼくたちは仲間の子が生まれてすぐ母親が亡くなった時は群れの中の別の母親がお乳を与えるそうです。
生まれたばかりのぼくたちのおっしこの世話やお乳で高齢出産だったさくらママは体力を消耗し毛のツヤもなくなり、乳がんや持病の股関節脱臼が悪化、今は三本足での生活実家で妹のヒメと暮らしています。