二日間の修学旅行が終わりました。
「学び」を「修める」行事なわけですから,なかなか大仰な名付け方をしたものですね。
子どもたちを二日間眺めていました。
何人かの子どもたちと会話もしました。
「校長先生,私のお母さん知ってますか?」という子もいました。教諭時代の教え子の子どもさんでした。家で話題にしてくれたのでしょうね。ありがたいことです。吉田小に来てから,教え子やその関連の保護者さんもたくさんおられ,嬉しく感じていました。
やはり,普段の座学では見られない子どもたちのいろんな姿が見られるのは,この修学旅行の良さだといつも感じます。いつもはおとなしそうな子が話しかけてきたり,羽目を外す子がいたり,友だちを思いやる言葉かけが自然にできる子がいたり,,,。子どもらしさを感じほほえましくなると同時に,この6年生には「他者を思いやることができる」相手意識が強い子が多いなあとも感じました。すてきなことです。
そのエピソードについては,初日の夜のミーテイングで子どもたちに話しましたので,聴いてみてください。
もちろんプラスの面だけではない部分も見られました。100人単位の集団で動くので,ルールは必要です。時間や秩序など,たくさんのルールのもとにこの修学旅行は成り立っています。
あるとき,うっかりしていてルールを守れなかった子がいました。うっかりすることは誰にもあることで,ある意味仕方のないことです。問題は,「失敗した後にどう振る舞うか」なのです。迷惑をかけたなら「すみません」と言うこと。みんなを待たせたなら走って追いつくこと。うっかりしたことへのフォローができる子になってくれたらと感じることもありました。
その子にとっては,これからの課題になることでしょう。
ともあれ,大きな怪我も事故己もなく,元気で保護者の皆様のもとに子どもたちをおかえしできたこと,何よりと胸をなで下ろしています。この修学旅行に関して,様々なことでご協力いただきありがとうございました。
年齢なのでしょうか。「無事」という言葉の重みをとても強く感じた二日間でした。
もちろん,子どもたちだけでなく,9名の引率の職員の献身的な仕事ぶりにも脱帽しています。子どもたちの心身の安全確保と,より有意義な旅にとの,それぞれの思いが,この修学旅行をつくったとも感じます。
これから,学習発表会を経て,卒業に向けての後半戦に入ります。子どもたちの成長曲線がますます加速することを願っています。
修学旅行を終えて,徒然に。