モデルナとメルク社の共同開発mRNAワクチンが悪性黒色腫を縮小させた。
此れは、悪性黒色腫の腫瘍細胞が出す蛋白質を解析してmRNAワクチン接種で悪性黒色腫の腫瘍細胞に対して免疫誘導で悪性黒色腫の腫瘍細胞を排除すると言う研究です。
ファイザービオンテックのmRNAワクチンが膵臓腫瘍治したやモデルナのmRNAワクチンも膵臓腫瘍治した例が在りますのでね。
原理は、悪性黒色腫細胞のmRNAを解析し悪性黒色腫細胞が出す蛋白質だけを体内で造りその蛋白質に免疫誘導し悪性黒色腫の腫瘍細胞の浸潤する蛋白質を作らない様に調整したmRNAを利用して悪性黒色腫を治すと言う研究です。
未だ寛解した人は、いませんが手術や抗癌剤治療より患者負担が少ないメリットが在りますのでね。
手遅れのステージⅣでも治療して仕舞おうと言う事です。
物凄く簡単に説明していますのでね。
mRNAで作ったがんワクチン、キートルーダと併用でStage III/IVの悪性黒色腫の患者さんで劇的に効いたみたいね。3年FollowでKeytruda使用のみと比べて死亡62%抑制ってすごない?そもそもMalignant melanomaのStage…
— Kazz.MD.Ph.D. (@KazBowen) December 14, 2023
以前に紹介したものの追加追跡情報。前回は2年間今回は3年で増悪はないので、結構長期的に聞いてる可能性(完治の可能性も)示唆されるデータ。本丸が来た感じ
— Kazz.MD.Ph.D. (@KazBowen) December 14, 2023
すこし説明すると、がん患者さんからまずがん組織を除去。これはStageに関わらず原発巣のコントロールでやられるよね。ここで取ってきたがん細胞での発現しているタンパク質を網羅的に解析。そこで患者さんのがん細胞で特に発現しているタンパク質を同定(ここでカスタムの抗原になるのでNeoantigenと…
— Kazz.MD.Ph.D. (@KazBowen) December 14, 2023