洋介的★日常|∀・)ノ

宇都宮洋介の日常とTMと 気が向いたら語り(笑)

3)LAST OPERATION ~怖いのではなく…

2013-08-10 00:23:45 | 持病→目の病気
車椅子に乗ると
病室ベッドのわきにいる母に
「それじゃあ行って来るね」
と声をかけて

看護師さんと一緒に
病室を出てナースステーションの前を通り その脇の
手術室へ直行するエレベーターがある扉を抜ける。

ただ 淡々と
【眼病に対する怒り】があって
【今から行くから待ってろよ!】な心境。

患者はこういう気持ちを
持って行けるね。
これだけしかないんだよ。


手術室の入口に着くと
歯医者の診察椅子に似ている台(?)の周りを
取り囲むようにして
医療者7人が勢揃い。

その様子は
ステージでアーティスト登場を待つ
サポートメンバーみたいだったよ☆

おおーっ! カッコイイ(笑)!!


歯医者の診察椅子に似ている台に座ると ゆっくり水平に。
左腕に血圧計、右手の甲に抗生剤の点滴。

するといきなり

ピーーーーーッ!!!

左側から けたたましい音。

間を置かずに担当医から、
「気楽にしてね」と言われ
血圧計の機械が
私の 白内障への憎しみ(!)に反応したと気づく。
そう言われてもねえ(笑)。


まずは両目に点眼の麻酔。
次は 高校球児の指示で、
「頭を左に傾けて」
「(眼球を)←↑→↓」に動かして
左目だけに液体での消毒。
脱脂綿に含ませたアルコールタイプの消毒。

顔に不織布がかぶせられ
左目の部分に上から
とても眩しい白い光。

「それでは始めます」
「お願いします」
「お願いします」


まっすぐ上を見ていると 時々【水中に潜って水面を見ている】のに似ていたり。

濁った部分を吸い出している感覚が
一瞬だけ伝わった。

眼内レンズを入れているであろう
鈍い痛みでも
【クリアな視界に変わる】と思うと
心地よかったねえ。

顔にあった不織布がなくなり
左目はガーゼで覆われて終了。時間としては今回が1番早かったよ(30分)。


自分のコトでいっぱいいっぱいだったから
担当医が、

「予定通りデス」
「眼内レンズで 今までよりも【明るさ】が出て見えやすくなるからね」

などと教えてくれているのに

気の利いた受け答えが出来なかった(申し訳ない)Orz

しかも車椅子に乗って
手術室の前で眼科病棟から看護師さんが来るのを待っていた時も
手術室にいた医療者との会話のやり取りで
思っていることの半分も
話せなかったよ。

「手術は緊張しましたか?」
(恐いからガチガチになるんでしょ? の意)

「いや、、【緊張】というのとはまた別のものだと…」
(白内障に対する怒りと憎しみから来る 身体のこわばりもあるんだよ)

これまでの手術もそうだったけど
「担当医に任せるよ♪」ゆったりしていると
どうしても眼病に隙を突かれそうで

気 が 抜 け な い 。

…と、いち眼病患者が考えていると
医療者に伝えないと
【緊張=ビビって怖がっている】と
ずっと思い込んだままに
なってしまうかもしれない(汗)。
あーーー! この人に語れば良かった!


病室に戻ると母がベッドに座って待っていた。
使いやすいようにとTVのリモコンを枕元に置いてくれた。


これで【ジア・コーム・フィリーポ・アルカディア】だね。

ああ良かった 良かった
ありがとう(^人^)