「心理テストです。
夫が病気で亡くなりました。お通夜に夫の同僚が来て、同情してくれました。
この妻、どうしたことか、その後に息子を殺してしまいました。
なぜ殺したのでしょう?」
私……
「うーん。夫の同僚と恋仲になってしまって、息子が拒否反応を示しました。話し合ってもダメで、馬鹿な母親は男に夢中になり、息子が邪魔になりました。そこで殺してしまいました」
長女……
「あのね、大学でこの話題になって、爆笑だったんよ。私の友人のMちゃんの答えはね。『やっぱり、殺すなら鈍器かしらんね』って。めっちゃ爆笑。そもそも、問題が読めてない」
ここで、聞いていた次女も大笑い。
お腹痛いのって、たまりません。
Mちゃん、天然すぎ。
一言、「えー、国語の読解力がなさすぎ」と余計なことを言ってしまった私。
長女……
「これを、殺人犯にテストしてみると、『息子を殺すと夫の同僚がもう一度、葬儀に来てくれると思ったから』と答えるらしいよ」
私……
「へーぇ、そんなんなら、自分から言い寄って会いに行けよなあ。息子さんかわいそうになあ。それにしても自己中心的な考えやねぇ」
長女……
「信じられないくらい、殺人を起こす人は偏った考え方を持っているらしいわ」
ここで、次女……
「夫の同僚であって、夫が死んでいるんやから、もう同僚にはならんやろ。息子の葬儀には来ないやろう。アホやない」
この醒めた一言で、長女も私も、シーン。
馬鹿げたことに討議した10分間であった。
Mちゃんの天然ぶりだけが、すごくおかしかった。
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