春の緑の野がだいすき。
なにげない草花たちが風に揺れているのや
お日さまをみあげているの、だいすき。
だいすきなのは、こころのたましいの琴の音が
調律されるから。
いまはこのまちにもその片鱗しかのこされていませんけれど。
無駄なものだとかんがえるのでしょう。
ほんとうはたいせつなこと、なによりこころ、たましいにとって。
それこそ無駄なことだとかんがえるのでしょう。
そうでしょうか?
野がのこっているのは無駄ですか?沢がせせらぐのはむだですか?
こころやたましいは無駄ですか?
それぞれのこころのたましいの琴の音がいい音を奏でることは
世界にとって必要なことです。