コロナ禍で、暫くお休みしていた東京の三州倶楽部での薩摩琵琶・天吹普及の会を再開しました。今回から、東京の正派「正絃会」有志の皆様と交流弾奏会を始めることになりました。
明治維新後に、児玉天南や池田天舟を始め多くの薩摩琵琶弾奏者が、鹿児島から東京に呼ばれ、明治天皇や薩摩出身の政治家の間で持て囃された事により、東京の薩摩琵琶の文化が根差しました。
いま、コロナ禍で、あらゆる文化・芸術の灯が消え細り、消滅しかかっています。お互いに協力し、研鑽を重ね、500年間伝えられてきたと云われるその灯火を、絶対に消さないようにしなければなりません。