今年最後のサクラの花見は近場の桜並木道です。
北九州市は桜の名所がたくさんあり、桜の並木道もたくさんあります。
ドライブしながら見る桜の並木道もどこも素敵ですが、散歩と撮影を兼ねてじっくり見るにはかなり周囲の状況に左右されます。
北九州では、この高見の街の桜並木道が素敵です。
高見という街は、奇妙に心に残っている街です。
数年前ですが、桜の咲く時期に県道296号を走っているととても素敵な桜で埋もれた町並みを見つけました。
そこは、今まで飲み屋などが立ち並んでいて県道から見えなかったのです。
高見という街は河内貯水池に水をためた後、流れる板櫃川の北側にあります。
桜並木と周囲の風景がとてもきれいです、北九州で特別な場所のように感じていたので
今回良い機会でしたので調べてみました。
高見の街の特徴
1.高級で上品な街
板櫃川、桜並木などの自然環境を生かし「桜と水辺とふれあいの街」というスローガンを目的として
板櫃川の市街地側の飲食店街などを無くし、電線を地中に埋めるといった整備が進められた。
2.高見の前の通りのバス停は3~7条まで京都のような地名があり独特の上品な雰囲気がありました。
1906年(明治39年)に国が高見街あたりを官舎用地として買い取り、整地して1条から7条に分けたらしいのです。
3.板櫃川の辺りはなんとも長閑な平野が広がる。
高見付近からは弥生時代から古墳時代前期に生活したと思われる多くの土器が発見されており、
素晴らしい歴史のある街でした。
桜並木と北九州を代表する皿倉山
この街を造る時、桜並木と皿倉山の構図を考えたのではと思われるくらいよく調和していました。
左手の道路は県道296でバス停に3条、7条などの名前が見られ、京都の通りを思わせます。
県道の反高見街側は未だに電線は残っていますが、この高見街は電線を地中化してとてもスッキリした町並みになっています。
桜並木
高見の街はほぼこの桜並木道で、街のどこを散歩しても桜に埋まります。
高見中央公園の桜
県道296号線から見た高見の桜並木
手前に流れる川が河内貯水池に水を貯め、その後流れてくる板櫃川です。
川の辺りは弥生時代から古墳時代前期頃の土器が発見されており、この川の水辺で祭祀などが行われたと推測されています。
整備前は、県道に沿って飲食店街など並んでいて、外部の人には全く高見の街のこの様子がわかりませんでした。
例年は、桜並木と皿倉山、街の桜に埋まる景観に満足していましたが、
あまりに北九州のまちなかでも違うので歴史を見てみました。
弥生時代~古墳時代前期 土器などが発見され板櫃川周辺で生活していた。
明治時代 官営八幡製鉄所建設と同時に国がこの付近を買取りその時1~7条の区分けを行い、
八幡製鐵所建設のための八幡製鐵所の幹部、ドイツ人顧問技師などの住居や
国家の長官や高等官、判任官の官舎が建築され特別な街のようでした。
歴史を少しでも知ると、景観に深みを感じるようになるものですね。
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八幡製鉄所は日本産業を発展させましたね
で落ち着いた環境の中お花見をすることができ出来そ
うですね。
電線を地中化しているのがいいですね。
我が家とお隣の境目に電柱が立ってます。(>_<)
八幡製鉄所の名前は、今では名前も変わり九州製鉄所に変わりました、寂しいものです。
電線は大事なインフラですが、街の景観を著しく悪くしますね。
最近は、高速道路が空を遮って電信柱どころのレベルではないですね。
それも桜のエリアを、対岸から写真に撮るだけでした(^^ゞ
外出は控えての県の要請で、確かに感染者の数が4日連続0でした。
GW明けの結果が今から心配です。
車での帰省は少なからず有りますからね(汗)
桜並木通りをゆっくり
歩いてみたいですね。
美しい景色です。
此方は既に散り去り
今こちらの画像を楽しんでいます。
新型コロナウイルスは
個々の真剣な協力なしでは
収まりませんね。
近ければいってみたいのですが
北九州遠いです。
こちらの方はすでに桜の花は散り
青葉になっています。
外出は出来るだけ控えていたのですが日常生活に
必要なものがあるので出かけました。
「緊急事態宣言」があと10日余り続きますが休暇
明けの状態はどうなるのでしょうね。
結構、みなさん外出されていましたけど!
走る車が見えないのは外出自粛の影響でしょうか。
山から眺めるとどのような桜の光景になるでしょうね。
今日(27日)、思いがけず、やま悠作さんから電話を戴きました。
懐かしかったです。
名所の桜は老木が多いのですが、ここの花は輝きが違うように見えます。
高見の桜並木は景観がいいですね
私の父は若い頃、八幡製鉄所に努めていたそうです。
今は新日鉄という名前に変わったんですかね?
来年は楽しんで桜を見たいもんです。