主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

ハーフ&ハーフ~お仕事の比率

2015年08月29日 15時23分03秒 | できごと

1日の時間の中で主婦業とお仕事とどちらを優先するか?

それに子育てと、介護と、町内会と、PTAなどなど。

子供の頃、夏休み前に時計みたいな絵の中に1日のスケジュールを記入すると言う宿題が出て、すごく困った記憶が…。

スケジュールをたてて物事を遂行するのが苦手だった。

いや、今でも苦手だ。

しかも子育て中や介護中は時間通りに物事がはかどらなくてイライラする。

もともと計画性などないのに、自分のことは棚の上にあげて、言い訳をしてみたり、誰かや何かのせいにしてみたり。

ピザーラのピサはハーフ&ハーフがお得。クォーターはもっとお得。

一枚で2種類とか4種類とか楽しめちゃう。

それと同じでパートだからこそハーフ&ハーフやクォーターが可能なわけで…。

子育て&仕事とか

仕事&介護とか

主婦&薬剤師とか

半々がいいのか、それともどちらかに比重を置くべきなのか…。
それとも欲張りにすべてを求めるか。

何が大切か。

仕事と答える人もいれば、家庭と答える人もいれば、子供と答える人もいれば、甲乙つけがたいと言う人もいる。中には自分自身が一番大切と思ってる人もいるだろう。

どれに比重をおくかは自由なんだけど、人から言われてそうするのではなくて、自分で選択していかないといけないんだ。実はね。

「自分で選択して後悔のない人生を送れるよう努力する。それでいいんじゃないかな?失敗したらやり直せばいいんだし。」
と、美人の友人が言っていた。

たとえば、結婚するのかしないのか。

子供を生むのか生まないのか。

夜泣きされて、それでも仕事を続けたいのか、子供のためにやめてしまうのか。

女性はどうしてもふたつを天秤にかけるシチュエーションが多くなる。最近では男性も家事や子育てや介護をするから男性もかな。

仕事か子供か。

仕事か学校行事か。

仕事かPTAか。子供かPTAか。
PTAのお仕事は子供を留守番させてやるほどのことじゃないと思うのに馬鹿げてるほどエスカレートしちゃってるんだよね。

仕事か親の面倒か。
子供の世話か親の介護か。

夫の世話はいつしか脇に追いやられ…。(←きみまろは鋭いところついてるよね。)

高齢化社会で下手すれば自分の両親と夫の両親と4人介護しないといけなくなることもあるし、子育てと介護が同時進行になることもある。

家族が病気したり、自分が病気したり、怪我をしたり、交通事故にあったり、精神やられたり…。

女は弱し、されど母は強しと言うけれど生身の身体だから倒れない保証はない。

仕事も家庭もと頑張りすぎるとろくなことはないんだけど、真面目な人はどれも完璧にやろうとしちゃうんだ。

で、知らない間にストレスためてさ。
取り返しのつかない事態を招くんだよ。

独身だとしても己を犠牲にして仕事に励むことを美徳とする日本の風潮にのせられ、身も心もボロボロになって現場を去る人もたくさんいたりする。

薬剤師の仕事はひとつのミスも許されない。ミスは命に関わることさえあるのだ。

始まりから終わりまで集中力を持続しないといけないから、勤務終了後もアドレナリン全開でハイテンションのまま眠れないとか、逆に燃え尽きて帰宅すると動けないとか。

簡単な仕事だと思われてるけど、アドバイスがうまく伝わらないこともあるし、他の職種の方と誤解が原因でもめることもある。

ハプニングも起きるし、災難に巻き込まれることもある。

ヒューマンエラーで健康被害が出てしまい、訴訟問題に発展したり、最悪のケースでは業務上過失致死の判決がくだることもある。

交通事故もそうなんだけど、気を付けていてもなんらかの原因で事故を起こしてしまったり…。

帰宅してから、渡した薬に間違いがなかったかとか、服薬指導に落ち度はなかったかなど、突然気になり、気になるといてもたってもいられなくなって…。

現場に立つのが怖くなる。

過誤を起こしただけで、充分怖くなるのに、ダメだしされてダメージMAX。

だから、電話の音が怖い。

「患者様からお薬に関するご質問のお電話が入っています。」

ブレイン君がこちらをみている気がして、ドキドキする。心臓が飛び出しそうだ。

「心臓に悪いよねー。電話の音ってさ。」別の薬剤師が唐突につぶやく。

「私もドキドキするの。」他の薬剤師もつぶやく。

「自分が渡した人からじゃないかと心配になるのよ。」

間違わずに渡せたのか。
ちゃんと渡したのに不安になる。
真面目であれば真面目であるほど。

入力ミスの見落としやピッキングミスの見落としは監査した薬剤師の責任だ。見落としたことに責任を感じてドキドキする。
でも、常に冷静に判断し最善の手を尽くさないといけない。
まずは上司への報告と患者様への謝罪と健康被害の有無の確認、そして不足分なら足りない分をお渡しし、規格違いなどは交換する。そのために患者様の了承が得られればご自宅に伺うこともある。ご自宅には薬局長が、不在なら主任が伺う。
過誤は管理職の手を煩わせる結果にもなる。

そんなこんなで不安が不安を呼び落ち着かない。自信もなくなるし、体調不良にもなる。

過誤を未然に防ぐ方策を考えないと。
精神的に動揺しない工夫をしないと。
過誤のあとに冷静に戻る術を体得しないと。過誤の連鎖がいちばん怖いから。

まずは気持ちを切り替えてリフレッシュする方法をみつけること。

充分な睡眠を確保するために生活リズムをつくること。

相談相手をみつけること。

違う環境に身を置く時間を作ること。

そんなのわかってるよ。
守れていたら困ってなんかない。

それが現実なんじゃないかな。

気になることがあれば落ち着かないし、気持ちが落ち込む。

気持ちが落ち込めば美味しく食べるなんてムリっ。

食べられないからエネルギーが湧かない。でも仕事に穴は開けたくないから、他の人に迷惑かけたくないから辛抱してがんばってたりする。

優しいおかあさん、親孝行な娘、仕事熱心な薬剤師。やりてのPTA。

すべてを完璧にこなそうとしてしまう。薬剤師になる人は真面目で几帳面な人が多い。

だから

薬剤師の鬱病と腱鞘炎と腰痛と頭痛は職業病みたいなもの。

楽してお金は稼げないってわけだね。

仕事と家庭(プライベート)を両立するには、何かに目をつぶることも大事。
完璧主義は身を滅ぼす。

わかってるんだけどね。
誰かが止めないと同じ過ちを繰り返してしまう。

結婚してよかったかも。

違う考えの人に出会えて、今では子供たちも相談に乗ってくれる。
ばばもばばなりに心配してくれていて、職場の仲間も心配してくれたり。

もちつもたれつ。

お互いいたわりあいながら、調剤薬局の危機を乗りきる。

お互いにお互いを認めあい、長所を生かし、短所を補いあえれば道は拓けると思う。

ゆうこにとって、たとえパートでも、仕事は仕事。中途半端な気持ちでは申し訳ない。
真面目に働かないと。
そのための国家資格なのだから。

まだまだ学び足りないと感じる今日この頃。

一生勉強かな。

でも、遊びも大事。

気持ちを切り替えて遊ぶときは遊ぶ。働くときは働く。

おばさんになったから見栄とかかなぐり捨てて、余生を楽しみたい。

そのためには、まず既成概念を取り払わないといけないな。

結構たいへんなんだけどね。それが。

人と違うのって勇気がいる。
旦那君はある意味すごいと思う。
さすがB型、マイペース。
それでもリゲイン。
お休みほとんどありません。

日本は生きにくい社会のようで。

って結論はそれかいっ。

本怖も終わったから片付けて寝ることにしようっと。明日は東京です。


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2 コメント

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Unknown (モッツァレラ)
2015-09-12 16:40:38
私が書いたの?て思うくらい 共感してしまいました。
家庭に仕事に娘に 色んな立場 環境に置かれて
仕事の過誤やクレーム ときには恫喝されることもあったりU+1F62D
休日も3時まで仕事して つかれて今ご飯たべてます。
パートから常勤になって 足腰クタクタになるまで働いて かえれば動けず。
ヒラの薬剤師でもいいよ。って思っていたはずなのに 同僚が管理になっていく。なにを目指して仕事してるのか わからなくなって。
患者さんのため 色々答探すけど 。。。
この店舗にあなたは必要だって上はいうけど ヒラヒラで 仕事は大変で 給料は据え置きってか。
私は私らしく生きて 仕事して って思いながら なんだか 疲れてしまったかな。
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モッツァレラさんへ (ゆうこ)
2015-09-12 18:21:50
コメント時間差攻撃みたいに入れ違いましたね。

そうなんですよー。薬剤師の世界がこんなに怖いとは…。

過去ブログにもいろいろかいてありますよー。

管理薬剤師だけが人生じゃないと思います。
自分が納得できる仕事をしているかどうか。
とか、
患者様から「ありがとう。」と言ってもらえたことが嬉しいとか。
目的や達成感は人それぞれで、1日の中でエネルギーをどの比率でつぎ込むかも人それぞれなのかもしれませんね。最近そう思うようになったかな?

バリバリ仕事をこなしていた人がある日突然燃え尽きて辞めてしまったり、真面目に働いていた人が肺に穴が開いたり胃に穴が開いたり。

勤務先が大手に買い取られたり、登録販売者の出現でドラッグストアリストラされたり。

リストラの話の前に薬学部6年制への移行期間で卒業生が2年間いなくて、友人に手伝いに来てと頼まれていたのが今の職場。

縁は不思議です。
その友人は事情で別のところで働いています。

何がよくて何がよくないかとか、何が幸せで何が不幸かとかは相対的な感情。
その事になかなか気がつかない。

他人が持ってるものばかり羨ましがっていてはいつまでも幸せは訪れませんが、どん底を味わうとささやかな事が耀いて見えたりするから不思議です。

SNSごときでと、眉間にシワを寄せる人もいますが、私はココヤクで救われ、友達を見つけ、仲間に出会うことができました?でもとても残念なことに薬剤師や薬学生の中には心ない書き込みをする人もいて、傷ついて始めたのがこのブログ。

同じような境遇のかたも読んでくれて頷いてくれてるかなーなんて思い浮かべながら書いたり、聞いて欲しいことを徒然草のようにそこはかとなく書き綴れば誰かが読んでくれて慰めてくれたり、励ましてくれたり。

おんなって仕事帰りに一杯飲み屋でぐだまけないから、ストレスのはけ口が必要なんですよね。
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