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仕事は月曜日、火曜日、金曜日の週3回なんだけど、
他店舗からお呼びがかかり、先々週の木曜日に急遽出勤になったんだわ。
水曜日に美術館に行くので木曜日は休息日として呼吸器科受診以外は予定を入れていなかったので断る理由は見当たらないし、お願いされると断れない。
木曜日の昼休み明けに段ボール箱をよけようと軽く身体の向きを変えたら突然右のお尻からひざにかけて激痛がっ❗
「痛っ❗」
大声を出してはいけないと咄嗟に判断したのか心の中で叫ぶ。
だましだまし向きを変えて
「今の痛みは、たまたまだよね。」と自分に言い聞かせる。
何事もなかったように仕事に戻ったけど時折おしりからひざにかけて縦横無尽に走る激痛。まるで田んぼに落ちる雷みたいだ。
田んぼに水がはってある季節に雷雲が発生すると雷があちこちに次々落ちるのを子供の頃に見た。
右足だから運転できるのか?
不安が心をよぎる。
痛みの間隔は徐々に伸びて行き、帰る頃にはとりあえずなんとか歩ける状態になった。
が、しかし、
また激痛が来たらどうしよう。
思わずググってみたところ、「下肢動脈瘤」とか、血栓が足の太い血管につまったとか、怖いことがたくさん。
うわーっ❗うわーっ❗
医療従事者は冷静だと思われているけれど、自分や家族のことになるとテンパるし、白衣を脱げばただの人。
朝起きたら足の色が変な色に変わってたらどうしようとか、引退の危機か、とか、もうテニスはできないのか、とか、運転は?とか、様々なことが頭の中を駆け巡る。
ゆうこのフレアワゴンは介護車。
まさかの車椅子生活で後ろに乗せてもらうのか?
悪い方、悪い方へと想像は果てしなくふくらんでゆく。
死ぬのか?
私、死ぬのか?
看とりの承諾書を書いたのにばばはまだ生きてる。
娘は施設に入ったばかりだ。
息子のことも心配だ。
旦那君の老後をみないと、と思ってるのに、
私、死ぬのか?
怖すぎて湿布貼って酒飲んで寝た。(←もはや自殺行為なのでは?)
翌朝起きると痛みは少し軽くなり、とりあえず歩けるので仕事に行き、ロボットみたいな動きになりながらもとりあえず無事(?)一日を終えることができた。
土曜日はテニスもおでかけもあきらめて、朝イチで呼吸器科(←木曜日に行きそびれ、めっちゃ混む土曜日になっちまった。)、そのあと整形外科に行くことに。
呼吸器科の先生にグチを聞いてもらい、足の話をすると、「坐骨神経痛だね、その傷み。僕もなったよ。」と。
整形外科でいつもの先生に診てもらう。
「先生、股関節がはずれかけたように痛かったんですけど。」と付け足すと、
「レントゲン写真見たところではどう引っ張ってもはずれないよ。この関節。まだまだ老化は来てないよ。」と。
「お尻の筋肉はね、想像以上に大きくて、太ももにかけて延びてるの。股関節周囲にはたくさんの筋肉と神経が通ってるからたぶん筋肉を傷めたんだね。」と。
「消炎鎮痛剤飲んで湿布貼ればそのうち痛みは引いていくと思うよ。」と。
ホッと胸を撫で下ろす。
このあと循環器科行かないと、と思っていたけど、
血栓がつまったわけではなかったみたいだ。
知り合いが還暦過ぎた辺りに血栓が肺に飛んでつまり、救急車で運ばれた話をしていたけど、
ヤバイよヤバイっ❗
呼吸器科の先生から健康診断の結果を持ってくるように言われて持参。
「医療従事者とは思えないこの値」と自虐ネタを入れながら渡してみてもらった。
「んー、どれも高めだけど、薬をのむほどではないねえ。体重落とせば値も落ちるから散歩するといいね。」と。
心を入れ替えて今度こそ健康になるぞ❗
そう誓ったのに、
三日坊主どころか明日やろう精神全開。
だめじゃん。
でも、
仕事もプライベートも嫌だなー、って思うことがあったんだけど、
仕事ができて誰かの世話が焼けるってありがたいことなんだなー。
テニスができるって幸せなんだなー、と思った。
かかりつけのお医者様がいると安心です。
頼りになるかかりつけ薬剤師がみつかるとなお安心なんだけど、
チェーンの調剤薬局もドラッグストアも人事異動があるので残念です。
いつもの人に話を聞いてもらうだけでもホッとする。
それが本当のかかりつけだとしみじみ思いました。
久しぶりに整形外科の門前(←医療機関の近くにある薬局)に行ったら、何年も経つのに「お久しぶりですね。また痛むのですか?」と。覚えていてくれてとても嬉しかった。
優しそうな薬剤師さんでした。
人に優しく。とても大切なことだと思いますが、それは強要することではないと思うのです。
誰かに優しくされたら自分も誰かに優しくしよう。そう思えたら素敵ですが、
中には余計なお世話だ、と感じる方もいらっしゃいますから。
人と人との関わりは難しいですね。
良かれと思って休日返上した結果自滅しまして、
おばかさんですよね。
もう若くはないことを自覚しないといけないってことかもしれません。
とりあえず「取り返しのつかないこと」までに至らず良かったですが、
自分のからだのことも考えないといけない歳になったのですね。
初老期うつ病。
誰もが通る道なのかもしれません。
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