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継続は力なりと言うけれど、
子供の頃から努力という言葉と縁がなく、
何事も追い詰められないとやらない。
そんな私が偉そうなことを言えるはずなどないんだけど、
ついつい首を突っ込みたくなっちゃって、
ややこしいことになっちゃうの。
もう還暦になったのだから若い人と肩を並べて走るなんて無理に決まってる。
でも、
まだまだ現役でありたいと願い、おいてけぼりは嫌だと思うから、
頑張ってみたりもする。
男性ってうらやましい。テニスもすぐに上達して上のクラスに行ってしまうし、
結婚とか出産とか子育てとか介護とかで仕事をあきらめざるを得ないことはまれである。
仕事をしながら雨が降りそうだと洗濯物は大丈夫かとか、ばんごはんは何にしようかとか思うことはないだろうし、保育園に預けた子供が熱を出したときに迎えの連絡が来ることは滅多にない。
家庭と仕事の両立は簡単にはいかない。
それでもがんばらなければ、と思う毎日。
みんなも頑張ってるから私も、と、波に乗ってみたり、一緒にがんばろうよ、と、励まし合ったり。
なんとなく。
先生もばばも「~ねばならない。」とか「~すべき。」とかmust思考が好きだけど、
may be 「~かもしれない。」とか、「なんとかなんじゃねー。」的アバウトな考えも悪くはない。
がんじがらめは息苦しくて辛い。
もっと肩の力を抜いて自然体でいられたらどんなにいいことか。
テニスだってりきむとろくなことはない。
リラックスして飛んでくるボールを待ち、タイミングよくラケットに当ててあげて、そして押し出す感じが大事。
みんなと同じようにできないとダメ人間と言われるけど、それって間違えてると思う。
みんなそれぞれ異なる遺伝子を持ち、長い年月のなかで様々なものがDNAに組み込まれて来たはず。
だから得意分野はそれぞれ別々で、苦手な分野もあるはず。
自分の性格は、と聞かれて、長所をスラスラ答えられるのは自意識過剰な人かポジティブ思考の持ち主で、たいがいは欠点ならいくつでも思い付くけど、長所はなかなか思い当たらなかったりする。
自分では気がつかない才能や良さがあるはずなのに欠点ばかりを指摘し、人格を否定するかのような発言をする人々がいるけれど、
他人の欠点をあれこれ言うよりも良いところを見つける努力をすれば人間関係って改善するんじゃないかな。
生きにくい世の中の生きにくい原因は人間関係がギスギスしているからで、おどおどしたりビクビクすることだらけだからなんじゃないのかな。
威圧的態度。
攻撃的口調。
ああ。やだやだ。
でも、ふと気がつけば、
威圧的態度で攻撃的口調でこどもを叱ったりしてる自分がいる。
いらいらするからなのか、思い通りにならないからなのか。
既成概念にとらわれなければいらいらしないだろうし、下手な幻想なんて抱かないだろうし。
こどもは自然体でなにものにも惑わされないのが当たり前。
そう思えたらあんなにも叱ったりせずに済んだのに。
人生は反省の連続だ。
でも今からでも遅くないから、
一期一会を大切にしよう。
出会いも別れも突然訪れる。
第一印象にこだわりすぎることなかれ。
人間は不完全だから面白いのかもしれない。