主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

師がつく職業!?

2012年05月14日 08時35分46秒 | 薬・薬剤師
前の話題の続きです。

「師」をググってみた。
軍隊を率いる人。軍隊。戦争。
えっえ~っ!
五番目くらいに「資格」
人を導くんだと思ったら強引に引っ張るらしい。
そっか。解釈間違えてたわ。
今の日本の教育は軍事教練の名残らしいし、ビジネスマンの世界はまさに軍隊さながら。
第一空挺師団←師の字入っとるわ(`へ´*)

医師になるには先ずは医学部に入らないといけない。
従兄弟が悪戦苦闘し叔母は半狂乱状態になっていた。医者の息子でさえ苦労するのだから凡人には手が届かない。お金も実力も。

医学部は別格!
偏差値65でも足りないくらい。
受験校のトップクラスでずば抜けて成績が良くないと入れない。しかも医学部で学ぶ内容は膨大で薬学部の10倍以上だろう。
大学時代一年間全寮制だから医学部や歯学部の方の教科書や講義内容を逐一知ることができた。
全身の筋肉、神経、骨のひとつひとつを全部覚えないといけない。日本語だけではなくて学名も。
薬学部も生薬や化学物質を覚えさせられるが、医学部は骨だけでも「骨学」としてみっちり学ぶ。手のひらだけでもかくさんの骨があるんだよ。だから繊細な動きができる。
正常な状態が頭に入ってないと診断と治療はできない。

二年生で解剖実習がある。何ヵ月もかけて観察しながら人体構造を頭にたたきこむ。見学させていただいたが一時間でギブアップ。怖すぎるしみるに耐えない。←希望者は事前に申し出れば見学可能だった。

医師と薬剤師。肩を並べるために6年制に移行したらしい。
たしかにしっかり学んだ有能な薬剤師がたくさん誕生した。
しかし薬学部は凡人でも努力すれば入学できて努力すれば薬剤師になれる。医学部との決定的な違いだ。うらがえしていうとなんだかんだ言っても医者は別格なのだ。収入をみれば一目瞭然。悔しがっても事実は曲げられない。

医者と薬剤師を比べるのは三ツ星レストランとラーメン屋を比べるのと同じ。
三ツ星レストランは社会の評価は高いがニーズは一部特権階級の人々からしかない。
ラーメン屋は社会的地位は低いかもしれないがニーズは高い。庶民のたのしみでもあり、昼食に欠かせない存在。
三ツ星レストランが身近になくても差し障りはないがラーメン屋が身近にないと不便だし寂しがる人がたくさんいる。

医者は病気の診断をして欲しい時にしか必要ないと思っている人がほとんど。慢性疾患は診察しないと薬がもらえないから仕方なくいくって人も多い。
医者は医師としての立場でしか語らない。
患者は病人としてしか扱われないのだ。病気だから治療に専念し他はあきらめろと。最悪そのまま有無を言わさず入院させられ手術されてしまう。だって断れない性格なんだもん。
仕事しないと生活できない。母がいないと家はなりたたない。なんで患者であるまえに一人の人間であることを理解してもらえないのだろう…。

病院は生と死が背中合わせ。
でも大事なプロジェクトがダメになって生きる意欲がなくなることもあるし、家が気になって予後が悪いケースも多々ある。

ベッドが埋まっている事情もあり自宅介護や自宅看護が主流になった。しかしヘルパーさんは薄給で激務が災いし慢性的人手不足。こんな御時世だからこそ薬剤師が活躍する場面がたくさんある。

確かに学術的に負けたと思うか知れない。でも医者はメーカーや学会で常に新しい手法を知ることができるし、自分で薬を選択して使用できる。でも患者がきちんと服用しないと何の意味もないし、患者は新しい手法を望んでないかもしれない。プラセボ効果で悪い方向に行きかねない。

薬剤師の使命は薬を正しく使用するために製造→流通→販売(調剤)→その後の経過 を司ること。
調剤薬局の薬剤師は処方内容の不備がないかチェックし、患者様に服用方法を説明し必要な情報を提供し、そして患者様の不安を取り除く。疑問を持ったままでは薬は効かないし最悪飲まずに放置される。
定期的に来局し薬を持参するが溜め込んでいるってケースは意外に多い。薬を服用しないといけない理由をきちんと説明すれば飲んでもらえそうな気がするが世の中そう簡単にはいかない。薬剤師からの説明を疎ましく思う人もいるのだ。

他人と比較するのはやめましょうね。
いかに自分が納得できる仕事をしたか、
患者様に真剣に向かう事ができたか。←熱弁を振るうのではなくて臨機応変に最大限のサービスを提供できたか。

最大限のサービスとは薬剤師それぞれが自分で考える事なので説明はできません。

ゆうこおばさんまだまだ修行中。いつかはrakuto さんに会いに行きたい。それが夢。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぼんたろうさんへ (ゆうこ)
2012-05-24 22:12:25
慌てていたので名前を入れ忘れたようです。
不愉快な思いはしてないのでご安心を。
またお話できるとうれしいです。
返信する
Unknownさんへ (ぼんたろう)
2012-05-24 12:07:41
Unknownさんとはゆうこさんのことでしょうか?
ココヤクはもうあまりアクセスしていませんので存じませんでした。
ゆうこさんの感じ方でゆうこさんが書かれているのだから、私は何も言う必要はありませんよね。
私も他の方から自信をつけていただかなくても、私は私の飛び込んだ世界でなんとかやっていくつもりです。
私の誤解による投稿により、不愉快な思いをさせていたなら申し訳ありませんでした。
返信する
RINさんへ (ゆうこ)
2012-05-18 08:17:38
あなたのブログに書き込むと外野がうるさいからこちらに勝手きままに書かせていただきました。
才能がある若いかたがつまらない事で挫折し現場を去るのはもったいない事だと思います。勉強会の話題はゆうこのブログでじっくり書く予定なのでしばらくお待ちください。
仲間が増えるってうれしいです。仕事でつまづいた時ににっしーさんやみやみやさんやRIN さんならこう乗り切るだろうとか、今どこかで同じように悪戦苦闘しているんだろうな、なんて想像したり。
誰かに支えてもらうって大事な事。アドバイスをもらう人がいると安心する。また頑張れる気になれる。でも無理は禁物。たまには肩の力抜かないと。
私がrakuto さんを目指すように誰か目標になる薬剤師がいれば己を高める事が可能になるし、良きライバルがいれば切磋琢磨し技量もあがる。
ゆうこの職場は今が最良の状況かも。長年いさかいが絶えなかったらしいけれど誰かがムードメーカーになりお互いがお互いを尊重しあえば職種の壁を越えてスムーズにいくのに。なぜか人間はお互いを敵視し排除しあう。
世俗的な事に振り回されずに今できる最大のサービスを提供する、これは夜の世界と共通していると思います。あなたの持ち味が潰されませんように。
年齢を重ねれば落ち着きも加味されて素敵な薬剤師さんになれますよ。またここにあそびに来てくださいね。
返信する
ぼんたろうさんへ (Unknown)
2012-05-18 08:00:52
医者も薬剤師も大学卒業したらお互いに尊重しあい良き関係が築ければよりよい医療の実現につながると思います。今回のブログはココヤクのRINさんのブログへのメッセージも兼ねているので合わせて読んでいただけるとありがたいです。
それぞれの持ち味を生かして、薬剤師はラーメン屋のおやじのように身近な存在で気軽に話しかけられる人って思われたらステキです。ぼんたろうさんはお客様にとってかけがえのない人。試行錯誤の日々でしょうが自分に自信を持って生きていきましょう。できなくなってはじめてわかるOTCの面白さ。薬剤師が主役だからこそ本当のアドバイスができるのかもしれません。調剤薬局では医者が主導権を握っているし、処方箋をいただく立場だからセカンドオピニオンも実現しにくい…。限られた枠の中で最大限に患者様に尽くしたいと思いながらもチョンボの連続で嫌な顔されたり。接客は難しいけれどお互いにがんばりましょう。
返信する
そんなことないと思いますよ~ (ぼんたろう)
2012-05-15 00:22:58
三ツ星レストランとラーメン屋って(^_^;)
私はそんな風には思ってもみなかったですよ~

私の周囲には薬剤師より医者の方が多いけれど~
薬学の勉強も結構たいへんだったとは思われませんか~?

でも確かに肩を並べようとするのは
ちょっと無理がありますよね。
薬剤師という職業は特に今の日本ではアイデンティティーがつかみにくいですよね。
返信する
ありがとうございます(^^♪ (RIN)
2012-05-14 20:14:20
面識があるわけでもないのにたくさんの人に支えられているなぁと感じます☆彡

みやみやさまにも心から感謝です。

ゆうこ様もいつも励ましてくださってありがとうございます(^□^*)
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