木の下を散歩していると頭の上にぽとんと何か落ちてきた。
いたた・・・でもないか・・・羽根をばたつかせて、
足をイガイガ・・・ボク手で押さえてみたり、
ひっくりかえしてみたり、口でつんつんしてみたり、
敵さん一瞬動かなくなって、と思ったら突然舞い上がって
いってしまった。
それから歩きながら
よく見るとあちこちの木の幹にとまってミーンミーンと
鳴いている。
ママが「蝉だよって」いっていた昆虫だ。
それからのボク、なき声がすると、
いた!
高くて届かないヨー
でも、ボクが捕まえようとすると、ママが
「蝉はすぐ死んでしまうから可愛そうだよ」って
少し遊んだらボクから取り上げて、高い所に
止まらせてしまうんだ