昨日から、「怖い」という気持ちが心の中に潜んでいた。
その怖さは、今まで味わった怖さとは違う。
「恐怖」や「怯え」の怖さではない。
わたしにとって、とても新しい感情だった。
では、どんな怖さか。
一言で言うと、
「自分に期待してくれている人を、裏切る怖さ」
裏切るって言い方は適切ではないかも。
うーん、「ガッカリさせてしまう怖さ」。
わたしは、お寿司屋さんの仕事を辞めることにした。
それは、やめたいから辞めるのではない。
むしろ、ずっとこの職場で働きたいと思っている。
ただ、指の腱鞘炎が再発してしまい、自分の店を開く夢もあるからここで無理をせずに辞めよう、という決断だ。
この職場でずっとお世話になっている、66歳の先輩は、
ありがたい事にわたしを可愛がってくれている。
褒めてくれる。
任せてくれる。
すごく期待してくれている。
嬉しい。
ずっと先輩のもとで勉強したいと思っている。
だからこそ、「辞めます」って言うのが怖かった。
申し訳ないというか、申し訳ないと思うのは恐れ多いのだが、なんか心苦しい感じがした。
「ありがとう」の気持ちが大きいからこそ、「ごめんなさい」の気持ちが生まれる感じ。
言いたくないし、だからこそすごく怖かったけど、今日、頑張って、勇気を振り絞って、
「辞めます」
って言ったんだ。
あと少し、全力で頑張る!楽しむ!
【写真】
トマトを育て始めた。かわいい。