妊娠編③ 切迫早産でまさかの入院生活、、
そして、見つかった赤ちゃんの、、
妊娠27週にして、子宮頸管が30㎜をきり、急遽入院することになりました。
とはいっても、お腹の張りは多くなく、体調は悪くない、しかもありがたいことに便秘もない❗
なので、入院してから一週間は、点滴も薬もなし、本当にひたすら安静。
さすがにベッド生活なので、子宮頸管は短くならず28㎜から25㎜くらいをキープすることができていました。
ただ、気がかりなことが、、。
入院前のエコー検査で心臓や頭、大事な臓器は確認することができていたのですが、
エコーのたび、赤ちゃんの体の向きや手を顔に当てているなどしていて、顔の左側を確認することができていませんでした。
入院中も同じ先生が担当してくれていたので、外来が終わると外来の診察室に呼ばれ、エコーで様子を確認してくれていました。
それでも、中々確認できず、、。2日たった時、先生が何でこんなに何度も確認するのかということを話してくれました。
「もしかしたら、赤ちゃんの唇が切れているかもしれません。それを口唇裂といいます。もし口の中の骨も切れてしまっている場合は、口唇口蓋裂といいます。右側は以前エコーで確認できているので、もしかしたら左側だけそのような状態かもしれません。」
、、、えっ、どういうこと??
頭の中は?でいっぱい。それは病気なの?どんな状態なの??
不安でこみ上げてくる涙を我慢しながら、部屋に戻り、スマホで検索すると、唇が切れている、裂けている赤ちゃんの写真が出てきました。お腹の中にいるこの子が、こういう風に唇が切れてるの?!信じられない、、。
次の日、担当の先生だけでなく、もう一人のエコーがうまいというお医者さんも一緒に診察することに。
不安で不安でしかたない、まだ決まった訳じゃないからきっと大丈夫。そう願いながら、エコーを受けました。
ついに、赤ちゃんの顔の左側が映りました。
素人の私でも分かる、左側の唇に黒い筋が入っていました、、。口蓋裂かどうかはエコーでは分からず、産まれてからしか分からないとのことでした。
その後も念入りに診てくれ、口唇裂をもつ子は他にも大事な臓器に何かあることがあるからと、色々な部分をよく診てくれ、よかったことに他は異常がないだろうと。
診察室では、ギリギリ冷静にいることができました。
ですが、夜、旦那さんに電話すると、涙が止まりません。
夜もベッドの中で声をころして泣きました。何で何で何で?500人に1人の割合がこの子に?、原因不明らしいけど母体のストレスだとか食生活だとかも言われてる。私が悪かったのかな、自分を責め、気持ちがぐちゃぐちゃでした。
ですが、一晩寝て起きると、気持ちもどこか落ち着いていて、
本当に辛いのはこの子だ、ネットで見ると手術すればきれいになる、私が支えないと❗
お医者さんから呼ばれ、詳しい話を聞くことに。旦那さんにも特別に来てもらって夫婦で話を聞くことができました。
産むまではこの病院でもできるけど、その先の口唇裂の診療科がこの病院にはないので、大学病院を紹介するとのこと。もし不安だったら今すぐ紹介するので、転院することができるとのこと。
合わせて、切迫早産で早く産まれた場合、この病院にはICUなどの設備もないからどのみち転院になること、そうならないために赤ちゃんの体が安定する35週36週くらいまではずっと入院になるかもしれない。
でも、その大学病院ならICUの設備もあるので、今の状態をキープできれば、自宅で様子を見ることもできるかもしれないこと。
産まれてすぐの赤ちゃんを連れて、新しい病院に通院するより、今から診てもらっていた方が絶対いいな、切迫早産でいつ産まれるかも分からないし。ということを夫婦で話し、転院を決意。
入院してから2週間目、お腹の張りが増えてきたので張り止めの薬を飲んでいましたが、
子宮頸管の長さもキープできたので、退院。
同じ部屋の方々の中には2ヶ月以上入院されてる方もいたので、ずいぶん早く退院できたことはラッキーでした。
初診の予約や紹介状など、担当の先生が色々面倒をみてくれ、本当に感謝しています。
産まれるまで口唇裂が分からないこともあるそうで、その先生が諦めず、熱心に診てくださったから、産まれる前に分かり転院することもできました。
口唇裂はショックだし、もし口蓋裂だったら、、と思うと落ち込みますが、大学病院でしっかり治療してもらおうと、気持ちを切り替えることができました。
長い文を読んでくださりありがとうございます。
次は、病院転院について綴りたいと思います。