山村有佳里のミュージック+プラス

ミュージック+プラス 第105回

 

 

fm797「山村有佳里のミュージック+プラス」第105回放送でした。
秋晴れの良い天気の今日の京都から今月はソロでお届けです。
昨日、京都の徳正寺さんで能楽師の安田登さん率いる一座の
朗読と音楽の公演を拝見して、安田さんは能楽師として能のメソッドを取り入れた朗読ライブの公演もされていてNHK Eテレでも朗読・指南役でもご活躍されています。昨日は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談から耳なし芳一などを中心に、八雲の生きた近代と近世のあわいの世界を、異郷からのまなざしを通してかたっていただく、という朗読と音楽の一夜でした。
チェロの演奏と歌でアイルランド民謡「ロンドンデリーの歌・ダニーボーイ」で始まり、八雲の朗読が始まるというものでしたが、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はアイルランドがルーツということもあり、この演出に至ったようですが、今日の放送は先日イタリア大使館で出会った方にご紹介頂いたアイルランドのコーラスグループ、ANUNAのアルバムから「エアレンデル」を流しながらお届けしました。アヌーナは神秘のケルティック・コーラスと呼ばれている通り、澄んだ美しい声のグループですが、今月11月22日から日本でのツアーが始まり、とりわけ12月7日の東京すみだトリフォニーホールでの公演「アイルランドの神秘と日本の幽幻が繋がる」と称し、「小泉八雲」雪女をテーマにケルトの幻想を描く特別プログラムだそうです。
今回ANUNAアイルランド、そしてアルバムをレコーディングしたというアイスランドの雪を連想させ、八雲の雪女と繋がり、
なんとも言えない神秘的な声とリンクするなあと思っています。
デンマークに住んでいた時、アイスランドはデンマーク領で、デンマーク語を話す国民なのですが、北欧諸国ってデンマークもノルウェーもスウェーデンもそれぞれ違う言語ながらも通じ合うのですが、とはいえやはり違うので90パーセントくらいはわかるけど、あとの10%はわからないのよ、とデンマークで一緒だったフルート奏者のアイスランド人の友人が教えてくれました。
ANUNAの曲の歌詞はアイルランド語、ラテン語、アイスランド語、英語古語が織り込んであるのですが、その、10パーセントの少しわからない言語の隙間、が私には神秘的だなあと思った経験を思い出させます。

再放送は23時から。
京都市以外の方は
リスラジの無料アプリをダウンロードしてお楽しみください。
http://listenradio.jp/sp/

10月からspotifyp、applepodcast,amazon music
で聴いて頂けるようになりました!

opening Mozart  Andante(Yukari Yamamura picc. Yuka Nakatsuka pf)

English  Scaborough fair
Irish        Londonderry air  (Yukari Yamamura fl.picc, Tomomi Ota accord)

Ending
Gluck   Ballet des Champs Elysees (Yukari Yamamura fl. Yejin Han pf)

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