幼稚園を無事卒業する、この頃までは次男に異状な行動は無かった。
小学校に通うようになり悪い夢を見ているような子育てが始まる、子供は少しづつ大きくなり悪知恵が働くようになる、またうちの子はハーフなので特別扱いされる、住所地が田舎なのでハーフは珍しく、困った事に皆がチヤホヤする大変迷惑である、小学校の先生も同様でこれが大きく災いする。
同級生の母親等から家においでおいでと誘われるが、私は甘やかしたくなく誘いを断るが「うちが責任を持つから遊びに来られよ」と、子供も遊びに行くのが楽しく、行ってしまう。
行った先でゲーム等大体がさせたくない事を覚えて来る。ゲームを覚えると他の事を何もせず放ったらかしで夢中になるので私はゲームをさせないようにしていた。ゲームの楽しさを覚えると中毒みたいになり勝手にゲーム機を仕入れて来るようになる。
祖父母や近所に住む叔父が買い与えるまたは友達から借りる、私は見つける度に取り上げていた。祖父母が「ゲームぐらいええがな」と私に怒る、そして喧嘩になる。
周りは私の事を鬼みたいに言っていたが、その頃から私は身内以外の者とは関わらないように避けるようになった。子供の同級生の親達は皆ゲーム機を買い与えていた、なので勉強する習慣がない、勉強で競う子がこの地域にはいない。皆んなゲームを競っている、その子共らはある程度の(国立または偏差値が50以上)大学に行ける程の学力が無い、長男の同級生は名前を書いたら入学できるような大学かそれ以下(高卒か専門学校)。大学だけが重要では無いがやはり今は学歴社会、子供には親としてソコソコ以上の人生を送って欲しいが。
ゲーム機を取り上げ出した頃から子供の異状な行動が始まった。
つづく…