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今日、千葉市長に対し、東日本大震災により発生したがれきの受け入れ・処理に関する申し入れを行ないました。申し入れに対し、徳永副市長が対応しました。申し入れの内容は以下の通りです。途中、文言を省略しています。
千葉市は陸前高田市の震災がれきの受け入れを表明したと報じられました。党市議団は、震災後1年以上経過してもなお復興が進まない現状にかんがみ、具体的な支援策を講じるとともに、膨大な災害廃棄物処理を被災地まかせにせず、一定の「広域処理」は必要と考えます。しかし、受け入れる震災廃棄物には、東電福島原発の重大事故による放射性物質の付着が心配されており、拡散にならないよう慎重のうえにも慎重な対応が必要です。
千葉市は、「放射線量を測定して安全性を確認し、住民の理解を得て受け入れる」としていますが、国や自治体に対する根強い不信感があるもとで、市民の不安をなくし理解をえるため、これまで以上に厳しい安全基準の設定や情報公開への努力が求められます。以上の見解を述べて、6項目について要望しました。
1.市民の安全に責任が持てる「市独自の安全基準」を設定すること
2.汚染物質・放射線量の測定方法・体制を明確にすること
3.運搬・処理方法と長期管理体制を明確にすること
4.市民の安全を優先し、理解と納得を得る粘り強い説明を行ない、強引な持ち込みはしないこと
5.市民参加による処理後の監視体制を組織し、定期的に汚染物質検査、放射性物質検査、管理状況等を点検し、公表すること
6.国と東京電力の責任で、放射性物質で汚染されたがれき処理の技術的・効果的方策を早急に確立するよう強く求めること。
副市長からは、「岩手県側からの具体的な処理量などまだ示されていない。明確になっていないが岩手県下の自治体で調整を行なっていると聞いている」「現地の放射線量がどのくらいなのか確認し、説明したうえで進めていく」「試験的焼却をした際にも線量等を公表していく」としました。