
午後4時から、日本民主青年同盟(みんせい)千葉県中部地区委員会が千葉市に対して、「新型コロナウイルスから青年・学生の命と暮らしを守る緊急要請」を行ない、日本共産党千葉市議団からは、かばさわ洋平市議(緑区)と私が同席しました。この間、日本民主青年同盟が取り組んでいる「緊急生活実態アンケート」に、千葉市内に住む高校生、学生、労働者から切実な実態が寄せられており、様々な支援策が求められていることから、その内容をまとめて提出することになりました。
市独自の奨学金制度の創設、住まいを失わないための家賃補助の創設、専門窓口の設置などを要望しています。
「緊急生活実態アンケート」は千葉県全体で130以上寄せられています。その一部を紹介します。
(看護師を目指す専門学校3年生)
今年度中に実習を終わらせて卒業要件を満たせない。5月から実習開始予定だが、病院からは「やめてほしい」という声が出ている。あわせて就職試験を受けなければならないが、これは変わらず実施予定で余裕がない。来年の国試についても準備して受けないといけないが、実習が後ろに延びて国試のギリギリまで実習している可能性もあり、充分に準備できない可能性がある。何も見通しが立たない状況で、卒業も就職も資格もどうなるか分からなくて本当に不安。希望が持てない。
(福祉施設の正規労働者)
障害のある人たちが就職するための支援の仕事だが、施設での訓練はできない状況。出勤することも利用者が施設を利用することも何もかもが自己責任になってしまっている。誰もが不安で感染したら一発で施設の経営が終わる。国が緊急事態宣言を出しても、県が「通常通り」としか言わないから不安で仕方ない状況をどうすることもできない。(中略)施設全体では介助ができるように消毒しなきゃいけないと頭を抱えて仕事をしている。マスクや消毒液などの物資が少ない。医療が優先のため福祉まで回っていない。
以前からの課題ではありますが、高校生・学生・若年労働者などの相談や支援を行なう部署というのはなく、経済農政局では雇用・営農、教育委員会は市立高校、こども未来局は成人式等、といったように各部署での対応となっています。こうした世代に対応できるように、今後取り組んでいくことが求められています。
引き続き、若い世代の声を届けていくためにも、日本共産党千葉市議団と日本民主青年同盟の連携をはかっていきたいと思います。