
※位置図は千葉市のホームページより引用
長らくリニューアルのため閉館が続いていた花の美術館が今月末にリニューアルオープンされることになりました。2月の議会で自民党会派の代表質疑に答えたもので、詳細については2月末に発表されました。コンセプトは「自然という奇跡を思い出す場所」、特徴は(1)唯一無二の芸術性、(2)五感すべてで感じる自然の魅力、(3)新たな体験型コンテンツとしています。詳細は千葉市のホームページでも見られます。
開館時間
<通常>10時00分~16時00分
<夜間>17時00分~21時00分
※夜間営業は金・土・日・祝休日のみ、営業時間は季節によって変動あり
入館料金 ※リニューアル特別価格(かっこ内は通常価格)
<通常>
大人(中学生以上) 600円(1,000円)
子ども(4歳以上) 300円(500円)
<夜間>
大人(中学生以上)1,200円(2,000円)
子ども(4歳以上) 600円(1,000円)
※特別価格は約1年間を予定
料金設定はこれまでよりも高くなり、リニューアル特別期間後はカッコ内の料金となり、これまでの料金と比べ、大人の入館料の通常料金は通常で3倍以上、夜間は6倍以上となります。市民のみなさんは料金の値上げを要望しているわけではありません。「身近だった花の美術館が遠い存在となった」「なぜ?」「どうして?」といった声が寄せられています。Park-PFIではなく管理許可による民間事業者による施設整備が行われ、採算性を追求すれば、以上のような料金設定になってしまいます。
昨年の議会での質問や答弁についてお知らせします。
【美浜区選出の自民党会派の市議の要望】2024年9月25日
もう一点の懸念としましては、なんといっても花の美術館の収支でございます。そもそも入館料が今までは1,500万円ほどしかないにもかかわらず、ほかの施設と併せてではありますが、1億8,700万円の支出がある。こういった施設の採算を取ることはなかなか現実的ではないのではないでしょうか。
稲毛海浜公園はプール、駐車場などの運営は順調と聞いておりますので、それらの施設と連携して運営すること、相乗効果を発揮すること、私も期待しておりますが、単体で収支の取れない施設では長続きはしません。ぜひとも花の美術館単体でも収支が取れるような計画を立てていただければと思います。
【私の一般質問と都市局長の答弁】2024年10月1日
(佐々木)
先ほどの答弁で、事業の採算性を含め民間事業者が慎重な検討を重ねているとしていますが、他の議員から、採算の取れる施設をと、一般質問で要望されておりましたが、やはり花が楽しめる施設であるのと同時に、教養施設としての役割を持っていた、こういった花の美術館を、採算の取れる施設とすれば、入館料の値上げも想定されます。営利目的に変えることが千葉市の判断なのでしょうか。
(都市局長)
稲毛海浜公園リニューアル事業は、都市公園法の管理許可制度等を活用しており、施設運営により一定の収益が見込めることを前提に、民間事業者がその収益を活用して施設の魅力向上を図るとともに、管理運営費を賄うこととしております。