7月7日(木曜日)
宇治田原町で、遅いランチを食べ終わるともう直ぐ3時です。次はどこへ行こうかな。
そうだあそこへ案内しましょ。あそこじゃ分からん。ここから25分ほどで行ける、京都府南部に位置する、宇治茶の郷「和束町」。年に何度か癒しを求めて行っています。和束町は別名「茶源郷」とも呼ばれ、日本のお茶文化を発信する数少ない町です。茶畑の見晴らし絶景ポイントで、美しい茶畑の風景を見てもらいましょう。
昼なお暗き、杉木立の狭い道を走ります。対向車が来れば離合に難儀をします。どうぞ来ませんように。
そんな願いは気休めです。一山越えて茶源郷に到着。
今日も猛暑日で暑いなぁ。茶畑を見る前に、 「和束茶カフェ」で身体を冷やしましょうね。




カキ氷(抹茶)2名、ほうじ茶アイス1名。私は今年初めてのカキ氷です。
抹茶は別の器に入っていて、自分のペースで氷に注いでいただきます。



これが濃厚で、初めて食すれば感激すること間違い無し。会計を済まそうとレジに行くと、「隣の人間国宝さん」のシールが目に入りました。思い出しました。去年の3月春の頃では無かった。1カ月前の6月6日に観たカンテレの「よーいドン」。”隣の人間国宝さん” に認定されたばかりです。


そのとき映った、茶摘みで和束に来ている滋賀県のお嬢さんが目の前にたっています。胸には大きな字で、愛称を書いた名札をぶら下げています。ここには全国から茶摘みで来た男女の若者が、働きながら寮で合宿しています。
町が若者を呼び寄せようと、チカラを入れているようです。
茶畑の絶景ポイント「石寺の茶畑」に到着。新しくベンチが設置されていました。

しばし美しい光景を楽しんでいただきましょう。

京都府の景観資産第1号にも指定され、さまざまなお茶のPRにこの茶畑の写真が使われています。
5月に来たときは、茶畑は寒冷紗という黒い覆いを被せられ真っ黒けの毛。

見る者にとっては、こんな景色はガッカリ以外何者でも有りません。晴れた日に、山の頂まで茶畑が広がる美しい光景を目にすれば、また行きたいなと思うのが”和束(わづか)”です。
このベンチから、30メートル下から見るのが一番や~。白栖(しらす)・石寺の茶畑の写真の看板が設置されています。


4時を回っているので帰りましょうか。満足していただけたかな?
お帰りになってから気が付きました。赤タマネギ、大葉、空芯菜が有ったのに・・・。
【参 考】
和束で生産されているお茶は、「玉露(ぎょくろ)・かぶせ茶・煎茶(せんちゃ)・碾茶(てんちゃ)・番茶」など、日本茶のほとんどの種類に及んでいます。府内でも有数の宇治茶の生産地として知られ、煎茶の生産量は府内第1位です。
[茶統計]
町 面 積:648,700ha
茶園面積: 570ha
茶生産農家: 380 戸
共同製茶工場:煎茶工場8 工場、てん茶工場 26 機
生産量: 863t(府内生産量の約 45%)
販売額: 20 億円(府内荒茶販売額の約 50%)
(京都府景観資産登録地区保存活用計画書より)