2月16日(土曜日)
今日は琉球一人旅の最終日だ。昨夜は珍しく夜遊びはしないでホテルで休養した。従って体調はすこぶる良く5時には目が覚めた。沖縄は日の出が内地よりも1時間ほど遅く、5時は真っ暗で7時になってもまだ薄暗い。こんな日は早く行動を起こさねばもったいない。7時に朝食を食べ9時前にホテルを後にした。このホテルの特徴は、チェックアウトの時はフロントには誰もいなくても勝手に帰れるシステムだ。部屋の鍵は持っていなくても、与えられた6桁の暗証番号を押せば入室できる。
天気がよさそうなので、大好きな古宇利島を見納めに再度行くことにした。この島には10回目であるが島を1周する度に、道路の脇の「スルル洞(ガマ)入口」の小さな道標が目に入り気になっていた。ガマは沖縄戦のとき住民の避難場所になっていて大小様々のものがある。昨年行った伊江島のガマは100名は楽に入ることのできる大きなものだった。今日は時間的にも余裕があり、ここのガマはどんな規模だろうかと探索した。車で行けそうな感じがしたが、ややこしそうなので道路に車を置いて歩いた。途中まで車が1台ようやく通ることが出来るが、下りのガタガタ道なので歩きが正解だった。その先はけもの道のような細い道を降りていく。両脇の草
木がセーターにからみとても歩き辛い。途中のアダンの実は一服の清涼剤になった。今は緑色をしているが5月になれば熟れた橙色になる。しばらく歩くと岩場が現れた。岩場と言っても波で洗われとんがりだらけで、とても革靴で歩けたものではない。さて何所にあるのかと、あたりを見渡してもそれらしきガマを見つけることが出来なかった。立看板の一つでもあればいいのにと一人ブツブツ言うしかない。ガマを見るのはあきらめ沖を行くフェリーをしばらく眺めていた。これだけでも癒される。
帰宅後ネットで調べた所、けもの道が余りにも狭すぎ途中であきらめて引き返した方がかなりいるようだ。写真を見たので次回リベンジだ。
参考:「スルル」とは沖縄の言葉で「きびなご」のことで、この洞窟の名前は、その漁に由来するのかもしれないと言われている。
去年の年末に娘と古宇利島を車で一周しましたが、一面うっそうとしたウージの森で、どこで駐車して海岸まで行けるのかわからずじまいでした。
サウスバウンドのロケ地も見たかったのですが...。
ひとり旅だったら、じっくり歩き回ることもできたんですが...。思わぬ出会いもあったりして...!
橋の反対側には泳げる所があります。昨年泳ぎましたが私一人でした。数人来ていましたがダイビングが目的なので私の視界には入らない離れた場所がスポットのようでした。
その町を知るには歩くのが一番です。名護の町はだいぶ覚えました。