白和え

白和えといえば手の込んだよそ行きお料理のように思えるが、食材さえそろえておけばとても簡単だ。

衣（水切りした豆腐、白味噌、ごまペースト）
具（ひじき煮、いんげん他）

父に教わった京風の白和えの具は　生麩が入る。意外性はきゅうり。後は干し椎茸を甘からく煮たもので全体のバランスをみる。青味に三つ葉だったりせりだったり、さっと湯がいて香りに入れる。🥣💕防腐防止か少し酢を入れる。

私が好きな具は　柿✌️あまくて美味しいがおかずにはなりにくい。蒸し煮したたまねぎも入れる。箸休めにちょうどいい。

中の具を変えるとパテのようにもなる。
変幻自在の白和えにルールは無用。👌

衣自身　陰陽のバランスが取れているからなのか。
「極陰の豆腐」と
「とても陽性なごま」と
「味噌の中では少し陰性の白味噌」
それらが、すり鉢とすりこぎの圧力（陽性）の力で引きしめられ、とろりと美味しくなる。

白和えの衣は、どんな食材もおおらかに優しくふんわりと包み込み引き締め、美味しいお料理へと変えてくれるのかもしれない。

土用（脾が傷みやすい）ちょっと冷たくした白合えをゆっくりと口の中で味わいながら小食で楽しみたいと思う。