yuの興味アンテナ

趣味をつづって、毎日を過ごします。

初めての、原田マハさん……Σ(・□・;)(更新、本当に久しぶりです!!)

2020-07-28 13:50:50 | 
 お久しぶりです。
 コロナ禍で、すっかりお家モードが定着したわが家。七月は暑いイメージ!、と身構えていたら、湿気でジットリしている以外は猛暑はなし。肩透かしを食らってます……。
 久しぶりに読書📕してます。自分の興味のある本を片っ端からとりあえず借りてます。図書館が(ほぼ)通常再開してくれて、感謝しています。直に本を手に取って、借りようかと悩む時間、至福です!(^^)!
 最初に読み終えたのは、『本日は、お日柄もよく』(原田マハ)でした❤
 初、原田マハ!ということで、ちょっと緊張して読書スタート。…………全然その必要なし、でした…………。
 テンポよく話が進んで、すっかり内容に入り込みました。本屋で手に取ってみたことはあるけど、図書館行ったら借りられてた!!と何度も悔しい思いをしました。といっても、いざ「借りよう」としたら、また今度でいいや、と妙に敬遠していた過去の私。いやいや、さっさと読めよ!、と背中押したい気分です。
 原田マハさんの作品は、何かの分野を深く探ったような作品が多かったイメージで(本屋で見た私の勝手な印象?)、今回はスピーチライター、というお仕事でした。(以下、ちょっとネタバレ入ります。最初から何も知らずに読みたい方、注意!)








 好きだった幼馴染の結婚式に「幼馴染」として参列、というかなり最悪なシチュエーション。でも、原田マハさんは淡々と書いているので、シリアスな気持ちにはさせません。(初っ端から、つまらなすぎる祝いのスピーチで眠気に勝てず、スープ皿に顔を突っ込む所なんて……逆にコントみたいで、ちょっと笑)
 この物語の主人公・こと葉は、真っ直ぐに何事にもぶつかっていくので、見ていて気持ちいいです。「痛快!」とはまさにこの事。結婚式で感動的なスピーチをした伝説のスピーチライター・久遠久美にすぐにコンタクトを取ろうとする姿も積極的で、頑張れ!、と思わず応援。その前進する姿勢にこっちが励まされます……。スピーチライターという職業が政治家の演説を書く、ということにつながっていくので、政治の勉強にもなります。「政権交代」を叫ぶ野党の陣営で一生懸命スピーチを書き、ラストのこと葉の作った演説は最初の結婚式での久遠久美のスピーチに負けてません!そこまでの道のりが決して平坦ではないからこそ、感動します。
 ぜひ、おすすめです(*^^)v

更新、遅れてすいません…

2018-04-09 20:24:06 | 日記
 お久しぶりです。最近、本をあまり読んでいなくて、更新をぐずぐず伸ばしていた今日この頃です。ですが、最終更新日後に読んだ本を思いだしてみると…けっこうありました。
 確かその頃、越前敏弥先生の翻訳書、「ニックメイソンの第二の人生」を読みました。これは、わたしが越前先生の講座を受けたときに、課題書?(だったと思います)として読んだものです。越前先生のことは、初めて講座を受けに行った時以来、ずっと尊敬しています。そして、大変遅ればせながらですが、先生の翻訳書を初めて読みました📚内容を言うと、刑務所で服役していた主人公ニック・メイソンが裏社会のボスと出会い、取引をして、釈放させてもらいます。ただし、代わりに命令には何でも従わなければならないという条件で――といった話だったと思います。序盤からハラハラドキドキして、読み終えた後、ますます越前敏弥先生に尊敬の念が沸き上がりました。
 他に印象的だったのは、三津田信三のホラーとミステリーが融合した本、「刀城言耶シリーズ」の第一巻と第三巻です(二巻はちょっとわたし的にはちょっとよくなかったので)。特に、三巻のラストは背筋がぞーっとしました…。父も同じく読んで、感想が「横溝正史みたいな雰囲気だね」だそうです。確かに……。設定上、横溝正史や江戸川乱歩も物語の途中で書かれていたし……。作者は二人のファンなんでしょうか?調べてないので、知りません。とにかく、この一巻と三巻は必見です。読む価値、かなりありです(ホラーが苦手な方にはNG)。続きの巻はこれから少しずつ読んでいこうと思います。
 ということで、たまに更新していこうと思います。よろしくお願いします🌸

最近読んでみた本の感想、第二弾!

2018-01-26 20:55:17 | 
 今回は、川端康成の「雪国」です❄
 
 ノーベル賞を受賞した方なので、読んでみようと思ったのがきっかけ。どれどれ…と思いつつ、読んでみてびっくり!少し昔の作家なので、読みにくいかと(勝手に)思ってました。すいません。読まず嫌いです。
 この物語、けっこうおすすめです。島村という男が、駒子、葉子という女性に出会い――。この三人がほぼ話の中心だと思います。島村は、妻子持ちですが、妻子の登場はないです。ただ、淡々と美しく、雪国の中での島村、駒子、葉子の姿が描かれます(少しは、雪国以外のシーンもありますが)。川端康成はけっこう詩的な文章を書くのだなあと思いました。思い浮かべるだけで、心が豊かになる気がしました。もっと川端作品を読みたくなり、早速図書館で別のを借りることに…。それはまた、次回以降に。
 

最近、読んでみた本の感想、第一弾!

2018-01-18 16:28:11 | 
 久々にアップします。デュ・モーリアの短編集を読んでみました。

表題は、「鳥」です。全部で八編。それぞれに違った味わいがあります。
 まず、「恋人」。映画館の案内嬢に恋をする青年の視点で描かれています。ラストで青年の恋が実るかどうかドキドキしながら、予想外の展開に引き込まれました。読後に考えたら、少し怖い話です。
 次に、表題作の「鳥」。鳥が急に凶暴化し、人を襲う話です。今度の短編はちょっと怖いどころか、かなり怖いです。主人公の男に襲いかかる鳥の描写は生々しく、この手の類が苦手な方は、想像は控えめに。ヒッチコック監督の映画の原作なのか!と初めて知りました。
 「写真家」。結婚生活に飽きている侯爵夫人が、彼女に恋する写真家の男とこっそり会って、刺激を求めます。しかし、写真家の男は侯爵夫人に真剣で、最後には、彼女についていこうとし……。サスペンス仕立てで、結末も「これから、どうなっちゃうの!?」と思いました。この短編集の中で、一番気に入ったかも…です。
 「モンテ・ヴェリタ」。宗教っぽさが絡んだ作品でした。登山を愛する「私」と友人ヴィクター。そのヴィクターが美しい妻アンナと結婚し、「モンテ・ヴェリタ」という山に登り――。神秘的な雰囲気をたっぷり味わった感ありです。
 「林檎の木」。これもある意味、怖かったです。林檎の木が、だんだん主人公の妻ミッジにみえてくるのは、作家の筆力なのでしょう。序盤に紹介されるミッジという女性、すごくマイナス思考?なんでしょうか。自分で不幸を引き寄せている気がします。
 「番」。題名通りです。読んでみれば、わかります。言うと、ネタバレ全部しちゃいそうなので、カットします。わたしは、騙されました。さて、あなたはどうでしょう?
 「裂けた時間」。ミセス・エリスという女性が、ある日外出から帰ってきたら、見知らぬ人が家に住んでいて――。その後、警察を呼ぶのですが、なぜかミセス・エリスという女性は住んでいないことになっています。ミセス・エリスは、話を誰にも信じてもらえず、しまいには精神病院に連れいていかれそうになります。読んでいるこちらにまで、彼女のパニック寸前の感情が伝わってきて、はらはらしました。最後に種明かしがあり、なるほどと納得です。
 「動機」。こちらは、今までの短編と違い、神秘的だったり、ホラーぽい雰囲気はないです。ミステリーの分野です。出産前の幸せ真っ盛りの女性がなぜ自殺したのか?ネタバレはしませんが、面白かったです。死因の調査を依頼された探偵の最後の心理描写がとても胸に響きました。
 以上、デュ・モーリア短編集の感想でした。

スターウォーズ、見たり(・∀・)❕

2017-12-30 14:48:07 | 日記
 「スターウォーズ・最後のジェダイ」、見に行きました!予告編では、主人公レイが敵カイロ・レンに手を差し伸べられていました。もしかして、レイもダークサイドに落ちてしまうの!?とドキドキしながら映画館へ。結果は――。
 以下、ネタバレです。









感想から言うと、すごく面白かったです。ずっと見ていて飽きませんでした。


 今回の見どころは、レイとカイロ・レンの心のつながり、ルーク・スカイウォーカーの老後の姿、ポーの成長だったと思います。
 まず、レイとカイロ・レン。レイは最初、カイロ・レンにハン・ソロを殺したことに怒りを抱いています。しかも、ハン・ソロはレンの父親です。しかし、レイ自身が闇に引き込まれそうになったり、孤独を味わううちに、レンに同情するようになります。そして、カイロ・レンをダークサイドから連れ戻そうと試みます。しかし、レンは逆にレイをダークサイドに引きずり込もうとします。それどころか、今作、レンは最後には完璧にダークサイドに落ちてしまった気がします。序盤では、母レイア姫を殺すのをためらっていますが、終盤では母率いるレジスタンスに対し、「皆殺しにしろ」など、もう完全に悪ですね。
 次に、ルーク・スカイウォーカー。彼は、カイロ・レンをダークサイドに行かせてしまったのは自分のせいだと思ってます。そして、自分の殻に閉じこもり、新たなジェダイを育てようとしません。そんな彼がR2によって若き頃を思い出したり、ヨーダに背中を押されたりして、変わっていきます。というより、「若きルーク・スカイウォーカー」に戻っていきます。最後の「ジェダイは終わらない」という姿は感動的でした。
 そして、ポー。彼は血気盛んなイメージです。向こう見ずに行動してしまい、犠牲があってもあまり反省している様子がありません。しかし、そりが合わないレイア姫の代理リーダーの作戦の本当の意図を掴んだ時、彼の考え方が変化した気がします。ラストに逃げる道を選んだ時、彼の成長をしみじみと感じます。前の彼なら、戦うのを最優先にしたはずですし…。
 以上、お粗末ながら、「スターウォーズ・最後のジェダイ」の感想でした。