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ウォーキングで健康寿命を伸ばす

2024-05-30 06:17:00 | 悠然ブログ

目次

・普段の生活で歩く量

・歩く事で得られるメリット

・正しい歩き方

・まとめ

普段の生活で歩く量

みなさんは自分が1日にどのくらい歩いているかご存知ですか?
厚生労働省の平成30年国民健康・栄養調査によると、成人の1日の平均歩数は男性:6,794歩、女性:5,942歩であり、この10年間の増加はありません。
しかし、「健康日本21(第二次)」の目標としてあげられている日常生活における歩数は、男性:9,000歩、女性:8,500歩なので約2000歩足りないという事になります。
なぜ歩く量が少ないのか原因をいくつかご紹介します。

①交通手段の便利さ
自動車、バス、電車などの公共交通機関が発達していると、短い距離でもこれらの交通手段を利用することが多くなります。特に都市部では、交通手段の利便性が高いため、歩く機会が自然と減少します。

②都市設計と住環境
都市や住宅地の設計が自動車中心の場合、歩道が狭い、または存在しないことがあります。住宅と商業施設や職場が離れていることも、歩く機会を減らす一因です。

③ライフスタイルの変化
テクノロジーの進化により、仕事や娯楽がオンラインで完結しやすくなっています。これにより、外出する必要が減り結果として歩く機会も減少します。

④時間の制約
忙しい生活を送っていると、時間を節約するためにより速い交通手段を選ぶことが多くなります。これも歩行量の減少につながります。

歩く事で得られるメリット

歩くことには様々なメリットがあります。身体的健康はもちろんのこと、精神的な健康や日常生活の質にも大きく影響します。
主なメリットとして以下があげられます。

①身体的健康の向上
歩くことは心臓病、糖尿病、肥満、高血圧などのリスクを減少させます。また、適度な有酸素運動として、全身の血行を促進し、健康な体重を維持するのに役立ちます。

②筋肉と骨格の強化
歩行は脚の筋肉を強化し、関節の柔軟性を保つのに有効です。また、骨密度を維持し、骨粗しょう症のリスクを減少させる効果もあります。

③メンタルヘルスの改善
歩くことはストレスの軽減、不安の緩和、気分の向上に役立ちます。また、定期的な運動はうつ病の症状を軽減することが知られています。

④睡眠の質の向上
定期的な歩行は、より良い睡眠パターンに貢献し、睡眠の質を向上させることができます。

⑤認知機能の維持
特に高齢者において、歩行は認知機能の維持や認知症リスクの減少に役立つことが示されています。

⑥社会的な交流
散歩やウォーキンググループに参加することで、人々との交流の機会が増え、社会的なつながりやコミュニティ感が強化されます。


正しい歩き方

正しい歩き方を身につけることは、身体の健康を維持し、歩行時の効率を高めるために重要です。以下に、適切な歩き方のポイントを挙げてみましょう。

①姿勢を正す
背筋を伸ばし、顔は前を向け、視線は前方約2~3メートル先を見るようにします。肩はリラックスさせ、胸を張ります。

②足の使い方
足はまっすぐ前に向け、かかとから着地させ、足の指先で地面を押し離すように歩きます。これにより、足裏全体を使った効率的な歩行が可能になります。

③歩幅に注意
歩幅が大きすぎるとバランスを崩しやすくなります。自然な歩幅で、リラックスして歩くことが重要です。

④腕の振り方
腕は自然にリズミカルに振ります。腕の振りは、歩行のリズムを整えるだけでなく、バランスを保つのにも役立ちます。

⑤リラックスして歩く
全身の筋肉を緊張させず、リラックスして歩きます。特に肩や首の力を抜くことが大切です。

⑥呼吸を意識する
深くリズミカルな呼吸を意識しながら歩くと、身体への酸素供給が向上し、より快適な歩行が可能になります。

⑦ペースを調節する
体力や健康状態に応じて、無理のないペースで歩きます。急いでいる時は速く、リラックスしたい時はゆっくりと歩くなど、状況に応じて歩行速度を調整します。

これらのポイントを意識することで、体に負担をかけずに効率的に歩くことができます。また、正しい歩き方は、関節や筋肉への負担を減らし、疲れにくく、快適な歩行を実現します。

まとめ

歩くことの重要性は、身体的、精神的、そして社会的な健康の面で非常に大きな影響を持っています。
習慣化にすることで生活リズムが整い将来歳をとっても健康に過ごす事ができます。
シンプルな活動を日常に取り入れることで、身体的、精神的、社会的な健康を向上させることができるのです。
また、ウォーキングで使った筋肉は定期的にプロのマッサージでほぐしてもらうと更に効果的です。


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