赤白黒、三色の出目金が一匹。
そこに真っ黒の出目金がやってきた。
出会いは想定外だ。
金魚屋さんで前を通ったら
一直線にむこうから近付いてきて、
目が「こんにちは」。あら、ま。
それでうちに来ることになった。
出目金が好きだけど、
二匹でなくてもいいし、
いまでなくてもいい、
と思っているとやってきた。
出会いって不思議だ。
変わった色をした
この金魚との出会いもまた。
薄いグレー色をしていて、
ほかの金魚に簡単に埋もれてしまう。
原色を好む飼主、
何を思ったのか。
飼主と金魚の縁、
それとも金魚と金魚の縁か、
とにもかくにも
ここで一緒に過ごすことになった
色も形も(性格も?)違う二匹。
結構仲良くやっている。
さて、二匹になって出目金たちは――
それはまた、追々。
本年もありがとうございました。