年末の冷凍庫が
今年はいつもとちょっと違う。
変わった魚がいるのだ。
そう、
あの日――
「それ、見たことある?」と、
おじさんが嬉しそうに目をやる魚。
何だ、これは!
この長い口は!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/05/1aa7fd8f7ec11132884842bcdb73fd50.jpg)
名前はヤガラ。
市場で見つけて、
一度も捌いたことがないと
持たせてくれた。
口からしっぽまで75センチ。
しっぽの先がまだあるけれど、
口だけで17センチ。
丸くなって凍っている。
さて、どう捌こう・・・
別の日――
「立ってる!」
お腹の支えで立ってる魚がいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3c/2236c172f61e42338beeca9b315d0604.jpg)
ギマっていうんだと、
おじさんがまた嬉しそうに。
カワハギに似ている、
と思ったらカワハギの仲間。
まず頭とお腹のトゲを取らないと。
それから皮。うまく剥けるかな・・・
また別の日――
「光ってる!」
ひときわ光を発する魚がいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/5b/b48fabd20a9c7c9473174e68336a3f41.jpg)
カガミウオ、
とも呼ばれるアジ。イトヒキアジ。
だれかに似てる、
かどうかはさておき、
焼く?煮る?
どの魚から?
いつ?
年の瀬にまさか、
魚のことで頭がいっぱい――