ピンク色の春の花が
あっちでもこっちでも咲いてきて、
スニーカーをきれいにしました。
ピンク色がアクセントなのに、
くすんでしまっていたのです。
その翌日はぽかぽか陽気で、
リフレッシュした靴に呼ばれて
ルンルン気分でお出かけして、

そんな日に「梅がきれいでした!」
なんて話を聞いたものですから、
靴が喜んで、梅のたくさん咲く場所へ
連れてきてくれました。

・・・ちょっと待って。
白い梅も黄色い梅もあるのに、
なんでこの靴のピンク色が梅なの?
そもそも「梅色」ってあったっけ?
記憶色というそうです。
梅色は、人の記憶の中にある梅の色。
わたしには、梅といえば
このピンク色だったのですね。
発見がもうひとつ。
実を言うと花はほとんど散っていて、
あるのは木、木、木。
いっしょにいた同僚の一人が
盆栽の話を始めました。

梅は木もおもしろし。